最近は霊視鑑定をすることがめっきり少なくなりました。不浄霊の影響を受けている方からの”除霊“の依頼は相変わらず多くあります。不浄霊から受ける”霊障“は本当に苦しいものですし、それが除霊によって抜けていけば心身共に楽になります。そういった経験を何度かされた人からすると、霊が憑いた感覚は明確に分かるようになります。憑かれて苦しい状況になれば、誰でも早く楽になりたいと思いますから、直ぐに私に連絡が入ります。私もできるだけ早く対応しています。霊能者も、もう40年以上もやっていると、そういう方が全国にたくさんいるのです。
そういった霊の問題に霊能者の私が対応することはある意味、当たり前です。しかし、最近では、霊とは別問題の“祈祷”を頼まれることがとても多くなってきました。一番多いのは“体の問題”になります。家族や配偶者が重い病気になれば、一日も早い快癒を願うことは当たり前です。私は医者ではありませんから、肉体の治療をすることはできません。ただ、人の肉体には、いつもお話ししているように、「エーテル体(霊的な身体)」と「アストラル体(精神的な身体)」が三位一体となって重なっています。そして3つの身体はそれぞれリンクして影響を与え合っています。ですから私がエーテル体に働きかけてその状態を良くすることは、肉体の状態を改善することにもつながるのです。
今年は年初に、非常に困難な状況の方のご主人から、奥さんの病気快癒の祈祷を頼まれました。奥さんは乳がんのステージ4で、癌細胞は大きく広がってリンパ節まで転移していました。さらにB型肝炎にもかかっていました。そのため癌細胞を手術によって切除することができずにある意味、絶望的な状況に追い込まれていました。私がこの方から祈祷の依頼を受けた時、“全力を尽くして何としても命を救おう”とは思いました。しかし、どこまでできるのか、正直に言えば、できる確証はありませんでした。しかし毎日、必死で祈り続けている中で、まずはB型肝炎を”偽陽性“という形で奇跡的に取り除くことができました。それから毎週の抗がん剤投与~HER2投与(遺伝子治療)によって、半年以上をかけて癌細胞を縮小させました。この治療が終わって検査をしたところ、画像には大きく広がっていたガン細胞は写っていませんでした。画像に写らないほど小さくなっていたのです。ただ、画像には写らなくても癌細胞が細胞の中に生き残っている可能性はあります。そしてここまで縮小した結果、癌細胞の切除が可能になったのです。そこで先日、私も病院まで行って切除の手術が行われたのです。手術は予定通り、約3時間で終了しました。そして手術は見事に成功したのです。これからは手術後のリハビリと共に、手術で対応できないリンパ節への放射線治療が始まります。この治療も必ず成功して寛解~完治へ向けて進んでいけると思っています。
もちろん私の祈祷もいつも100%上手くいくわけではありません。残念ながら私の力が及ばずに救えなかった方も何人かいます。そんなときは本当に自分が情けなくて、この仕事をやめたくなります。私は救えなかった人の顔は今でも全員しっかりと覚えています。そしてその方たちやご家族に心の中でお詫びをしながら、成仏を祈っています。だからこそ、祈祷が成功して絶望的な命が助かったときには、本当にホッとします。もちろん命が助かったのは、本人の生命力やご家族の思いが一番です。私はあくまでも横から少しお手伝いをしたにすぎないのですが、そのお手伝いが出来ただけでもやって良かったと思います。そして今でも、さまざまな祈祷の依頼が続いているのです。(2)へ続く
【2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。
■書名
霊界が教えてくれる
この世で幸福になる方法
■著者:霊能者SHUN(シュン)
■四六判248頁
■定価1650円(本体1500円+税10%)
■ISBN978-4-341-08818-7
■発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方