“現実的な怖さ”で言うと、その他には今までこのブログで書いてきたすべての出来事があります。私は今まで生きてきた中でどう見ても全体絶命な状況で、まさに”九死に一生“を得たことが数回あります。1つは若いころに日の出前の早朝に、遊泳禁止区域の鎌倉の七里ガ浜で遊泳中に、離岸流で背の立たない沖へ流されて、ひと波ごとに海中に巻き込まれて溺れたことがあります。2つ目は子供の頃に、造成中のビニールを貼った山の斜面を頭を下にして背中から滑り落ちたことです。この斜面の先には塀や垣根など体をブロックするものは何もありません。その先は高さ30m以上の崖になっていて、その下はアスファルトの道路になっています。芝生を保護するために斜面に張ったビニールシートとポリエステルのジャンバーはとても相性が良く、頭を下に向けた仰向けの態勢でぐんぐんスピードを上げて柵のない斜面を滑り落ちて行ったのです。3つ目は深夜に、中央分離帯のある国道246号線のバイパスを車で走行中に、10秒ほど眠ってしまったことです。時速100キロ以上で運転していましたから、中央分離帯は右側(運転席側)を飛ぶように後ろへ流れていきました。眠ってしまいふと目を開けると、中央分離帯は車の左側(助手席側)を飛ぶように後ろへ流れていたのです。私が目を閉じていた間に、車は徐々に右側へ流れて行って、ちょうど中央分離帯が切れた交差点で反対車線へ入ったのです。中央分離帯に激突しても、反対車線の車と激突してもスピードを考えると命はありませんでした。こういった経験が数回あります。このように命があるか無いか、ギリギリの経験をすれば、その時の恐怖心は胸に刻まれます。
しかし、怖い経験を考えると、やはり霊関係の方が多いように思います。多くはこのブログですでにお話ししていますが、それ以外にも“ポルターガイスト現象”とか“人体発火現象”などは、さまざまな状況があります。ポルターガイスト現象は、「特定の場所で、誰一人手を触れていないのに、物が勝手に動いたり、叩く音がしたり、発光や発火が繰り返し起きる現象」とされています。誰も手を触れていないのに、物が飛んだり倒れたり、割れたり、燃えたりするのですから相当に驚きます。
”人体発火現象“は、人体が燃えてしまった状態で発見されたときに、周囲にまったく火の気が無かったり、そこに誰もいないなど、人体が自然発火したとしか考えられないケースのことです。人体発火現象はかなり以前から世界中で報告されていて、現場の証拠写真も数多く残されています。この原因についてもさまざまに研究されていて「アルコールの大量摂取による発火説」「人体ロウソク化現象説」「球伝説」などがありますが、どれも決め手がありません。私はこの現象を見たことはありませんが、火の気の全くないところで突然、人体が燃え出すのですから、見れば腰を抜かすほど驚くでしょう。
そして今までブログで紹介した私の霊体験はどれも思い出すとかなり嫌な気持ちになる出来事です。元陸軍病院の跡地に建てられた病院で、私が病院の入り口に到着すると、5階建ての病棟の最上階の左端の窓から私を睨みつけている昔の看護婦の制服を着た不浄霊に遭遇しました。その女性の不浄霊は私を正面からずっと睨み続けたまま、壁をすり抜けて右端の窓まで真横へ移動して行きました。
深夜に車を運転中に山道に迷い込んで道は狭くなって行き止まりになりました。すると車の前方からヘッドライトが近づいて来て、古い時代の乗用車に乗った老夫婦とすれ違いました。私は「このまままっすぐ行って通り抜けできますか?」と、ハンドルと握るお爺さんに尋ねました。私は窓を開けてその車の真横から大声で尋ねたのですが、老夫婦は一言もしゃべらず表情も変えずに前を向いたまま車を走らせて暗闇へ消えていきました。この夫婦はもちろん生きている人間ではありません。
約10年前に土地に結界を張りに行ったとき、隣接する土地に建てられた廃神社へ引き込まれそうになりました。石段はどれも削れて歪み、建物もあちこちが壊れて崩れかけていました。それから約10年後に、その場所から10キロほど離れた場所で仕事をして、近くのホテルへ行くためにホテルの住所をナビに入力しました。車もナビも10年前とは異なる新しいものなのに、ナビ通りに走るとその廃神社へ連れて行かれました。ナビで言えば訪問先の家の住所を入力して墓地に到着したことが何度かあります。
私はこのような経験をするたびに、「相手が生きていても死んでいても、怖い体験はもう勘弁してほしい」といつも思っています。
【2022年9月1日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店(アマゾン・楽天など)で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。
■書名
霊界が教えてくれる
この世で幸福になる方法
■著者:霊能者SHUN(シュン)
■四六判248頁
■定価1650円(本体1500円+税10%)
■ISBN978-4-341-08818-7
■発売 株式会社ごま書房新社
目次
序章:地球の誕生と人類の出現
第一章:霊界の存在とその仕組み
第二章:人の縁の不思議
第三章:心霊スポットが危険な理由
第四章:霊障は理不尽なもの
第五章:先祖と私たち
第六章:この世の上手な過ごし方