第１４０８回　車好きの恐怖体験（２）

　それでは続きを紹介していきます。

３：「深夜に一人で車を運転していると、後続車の人に車を止めるよう促され、「子供が後部座席の窓から上半身を出していて危ないだろう！」と言われた。中を確認してもらって“一人ですよ”と言ったら、真っ青になり自分の車に戻っていった」と書かれていました。これもよくある話です。タクシーのドライバーが、“深夜に人気のない通りでお客さんを乗せて、指定された場所に着いて後部座席を見たら誰も乗っていなかった”という話です。この話に尾ひれがついて、墓地でお客さんを乗せたとか、お墓に着いたら誰もいなかったという話もよく聞きます。私は車を運転中にルームミラーは良く確認します。一度、深夜の山道を一人で運転中にミラー見たら、後ろの席に髪の毛で顔の見えない女の人が下を向いて座っていたことがあります。驚いてすぐに車を止めて、後部座席を確認しましたが、誰も乗っていませんでした。ただ、後部座席のシートがびっしょりと濡れていたのです。この場所はすぐ横にダムがありましたから、そこに沈んでいる霊が現れたと思っています。

４：「家族でゴルフ場に向かっていたときのこと。右折する場所を探していると、向かいのトンネルから出てきた白い対向車が左折。「あそこだね」と走っていくと、白い車が左折した場所は崖だった。曲がれる場所も、白い車も見当たらなかった」と投稿されていました。同じような話は、私もこのブログで紹介しています。一人で車を運転して深夜に狭い山道走っていると、道はどんどん狭くなり、ついに茂みのようなところに突き当たって前へ進めなくなりました。狭い山道を入ってきたので、バックで戻るのも大変で頭を抱えていた時に、前方からヘッドライトが近づいてきました。その車は茂みの前から現れて私の車の真横を通り過ぎていきました。中には中年の男女2名が乗っていました。私は運転席の窓を開けて、「この先、通り抜けできるでしょうか？」と尋ねました。二人はこちらに目を向けることもなく、車は通り過ぎて行ったのです。私は前から車が出てきたということは、前へ進めるものと判断して、車を前方へ走らせました。すると程なくして道が現れて、やがて舗装された道路まで脱出することができたのです。翌日、自分が通ってきた道を確認したくて、地図で調べました。すると私が迷い込んだ山道は、途中で行き止まりになっていて道は消えていました。不審に思い、後日日中にこの場所まで車を走らせました。すると行き止まりになっていた茂みの先は“通行禁止”と書かれた大きな看板で塞がれていました。もちろん道はありませんでした。

５：「観光で東北をドライブしたときのこと。滝を見に行ったのだが、地図通りに走ったはずなのに、いつまでもたどり着けなかった。あきらめて戻る途中、キツネに会った」と書かれていました。このケースもよくあります。私はこのブログの中で、カーナビの指示通りに車を走らせて、いつまでたっても相手の家へ着けなかったことや、カーナビがこれから会う人の家のお墓へ勝手に案内したこともありました。霊の波長は電気の波長に近いので、カーナビなどの精密機械類が誤作動することはよくあります。また、地図は機械ではありませんが、霊障を受けているとその不浄霊に呼び込まれますから、まったく違う場所へ導かれることもあります。一度は車を止めて交番の警察官に道を尋ねて真逆の方向へ案内されたこともあります。

６：「学生時代、有名な心霊スポットへ友人と車で向かっていると、現地に近づくにつれてどんどん寒く感じるようになり、真夏なのに暖房を全開にすることに。停車して「帰ろうか」とつぶやいた瞬間、車のすべてのガラスが真っ白に曇った」と投稿されました。私はすべての窓が真っ白になったことはありませんが、前回書いたように車を揺すられたり、ボディー全体に手形が付いていたことはあります。もっと怖かったのはクネクネした山道を走行中に、フロントガラスに人間（不浄霊）が“大の字”になって覆いかぶさって、突然前が見えなくなったことがあります。すぐに急ブレーキを踏んで車を止めましたが、あと1秒ブレーキを踏むのが遅れていたら、ガードレールを突き破って崖下に転落していました。（３）へ続く。

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