第１４０７回　車好きの恐怖体験（１）

　「JAF　Mate（ジャフメイト）」という一般社団法人「日本自動車連盟（JAF）」が会員向けに送付している機関紙があります。調べたところ、JAFが1963年に創設されたあと、1965年に前身となる「JAF NEWS」が創刊されて、1977年から「JAF Mate」に改題されました。発行部数は公称で1344万3050部となっています。最近ではしばしば話題になる「週刊文春」は概ね42万部前後の発行部数ですから、「JAF Mate」が、いかに莫大な発行部数を誇っているのかお分かりいただけるでしょう。JAFは国内の自動車レースを主催したり、交通安全や環境保護の啓蒙運動、そして路上などで故障した車の応急修理やレッカー移動などのロードサービスを行っています。会員数は約2000万人と言われている団体です。私ももう何十年もJAFには会員登録しています。

　このような背景を持った「JAF Mate」ですから、営利目的で発行している雑誌とは異なり、内容はかなりの信ぴょう性が高いと思っています。「JAF Mate」は、2021年まではほぼ月刊で（正確には1年に10回発行）発行されていました。2022年以降は１年に4回発行の季刊になっています。その中でちょうど1年前の夏号を見ていたところ、少し興味を引く記事が出ていましたので、紹介したいと思います。それは、

～「JAF会員が遭遇！本当にあった怪綺談39選（怖いのに、なぜか聞きたい、話したい、怪綺談の魅力に迫る）～

という記事でした。興味深いものをピックアップしてまいります。

１：「深夜1時ごろに高速道路を走行中に中央分離帯に、半袖半ズボンの男の子がいた。不思議と恐怖はなく「霊だな」と思っていると、突然無人の助手席のシートベルト警告音が鳴った。今まで、そんなことは一度もなかった。心の中で「出ていけ、俺は何もできないぞ」と念じたら警告音が鳴りやんだ」と投稿されています。これは私も似たような経験があります。以前、深夜になると部屋の中に入り込んでくる不浄霊がいました。それも毎晩のように頻繁に入ってきます。しかも、その霊は部屋を出ていく時に、ドアを開けっぱなしにして出ていくので、私はその都度、ベッドから出て部屋のドアを閉めなければなりませんでした。そのことにイライラしていた私は、あるとき入ってきた不浄霊に大声で怒鳴りました。

「毎日のように勝手に人の部屋に入りやがって！部屋を出るなら、ドアぐらいちゃんと閉めていけよ！」

そう喚いたのです。そしてその瞬間、部屋のドアが“バタン”と大きな音を立てて閉まったのです。

２：「子供を2人乗せて山道を走っていると、ドアを外側からドンドンドンと何回も強く叩かれた。3人で「今の何！？」とゾッとした」と書かれています。このケースは非常に多くあります。不浄霊は多くの人の目には見えません。しかし存在しています。ですから自分の存在を示すために、姿を見せたり、音を立てたり、臭いを出したりしてくるのです。私も一度、深夜に山道を走っているときに、非常に危険なトンネルの中で車のエンジンが止まったことがあります。そして私の車の周りには、たくさんの不浄霊が集まってきました。それは大人も子供も老若男女を問わず車を取り囲むと思いっきり車をゆすり始めたのです。私の車の中は厳重に結界を張っていますので、ほとんどの不浄霊は中に入り込むことはできません。私はすぐに車内で印を結んでマントラを唱えました。すると取り囲んだ不浄霊の多くは退散しました。そしてその瞬間エンジンがかかりましたので、一目散に山を下りました。そしてすぐにガソリンスタンドへ入って車を点検しました。車のボディーは泥の付いた手形が無数に付いていました。私はすぐに車を洗車しましたが、リアウインドウの小さな手形だけは残っていました。そのことをスタンドの従業員に指摘すると、

「お客さん、この手形は車外ではなく、車内から付けられています」

そう答えたのでした。（2）へ続く。

【２０２２年９月１日から、紀伊國屋書店をはじめとする全国の書店、インターネット書店（アマゾン・楽天など）で、シュンさんの本が発売になりました。「地球はどうしてできたのか」「人類はどうして誕生したのか」「霊界の仕組みや構造はどうなっているのか」そして「幸せに生きるすべはどのようなものか」、シュンさんがさまざまな体験に基づいて明確に答えています。悪質な”霊感商法”が問題になっている今だからこそ、霊や霊界について正しい知識を身に付けて、悪徳業者を見分けるポイントを把握してください。