生まれこそ神戸の私ですが、小学一年生の3学期から尼崎で育ちました。

 

阪神尼崎駅からは商店街が隣駅の出屋敷まで続いており、たくさんのお店が並ぶ商店街や市場には買い物客で溢れかえり活気に満ちていた時代です。

 

そんな商店街の一角で育った少年時代の私にとって、いや、私だけでなく近所の子どもたちにとっては尼崎えびす神社は特別の場所でありました。

 

それは、賑やかな商業地であるが故に子どもたちの遊び場所が少なく、唯一と言ってもいい公園が尼崎えびす神社境内の公園だったからなのです。

 

鬼ごっこをしたり、かくれんぼをしたり、ドッチボールをしたり、家族で毎年行っていた初詣、関西の商売人にとって何より大切な十日戎、友達と夜遅くまで遊んだ夏祭りと、子供の時の楽しい思い出が詰まった場所。

 

そして、脳内出血で倒れて左半身の感覚がなくなった父親が、リハビリがてらおぼつかない足取りで杖をつきながら朝昼夕と欠かさず毎日参拝していた心の拠り所でもあったのです。

 

そんな尼崎えびす神社さんで2回目となる手作り市が5月28日(日)に開催されます。

 

お寺や神社で開催される手づくり市の殆どはお寺や神社は主催者に境内を貸し出すだけなのですが、この手作り市は尼崎えびす神社さん自らが主催し、試行錯誤を重ねながらも出店される方々とともに楽しい手作り市になるよう努力し頑張っておられます。

 

ハンドメイド作家さんの出店、音楽演奏などされるパフォーマーの方々の出演を募集されておりますので、ぜひ尼崎えびす神社のブログ「幸せ 尼崎えびす 巫女さん日記」を見てください。

 

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