かなり更新が滞ってました。


8月23日の6回目の通院時に1週間分のお薬をもらって、血液検査。


2日後に電話で連絡があって、異常なしとの事だったので、8月30日に投薬も終了。


88日間の投薬と6回の通院で大体10万円ほどの出費となりました。


今では



体も大きくなり、とっても元気です。


発症して、治療を始めるまでは正直最悪の事態も考えてましたが、投薬開始後すぐに体調の変化があり、薬の効き目を実感。


少々拍子抜けするほどでした。


ここから3か月は月一の血液検査で経過観察になりますが、現状、まずは無事寛解しました。




最初に病名を聞いた時は、致死率ほぼ100%、治療には100万円以上とか衝撃的な情報ばかりで絶望感に苛まれましたが、通える距離に治療実績がある病院があったのはとてもラッキーでした。


先生も毎回慎重に薬の処方の説明をしてくださり、安心してお任せできました。


まだまだ治療の実績のある病院は少なく、個々の病状に合わせての投薬は大変だったと思います。


mutian、GS441524、レムデジビルなどの治療薬は非常に高価で、最終的には100万を超えてきます。


モルヌピラビルは人間用のコロナ治療薬ラブゲリオの流用ですが、価格は前述の治療薬の10分の1以下の為、現実的な金額での治療が可能です。


とは言え、やはり高額の治療費がかかるのには変わりがありませんが、前述の薬は全て国内では未承認の為、ほとんどのペット保険が使えません。


また、FIPの既往歴があるとそもそも保険に入れないケースもあります。


治療されつつあるとは言えまだまだ課題のあるFIP。


今より安価での治療法が確立し、一匹でも多くの猫ちゃんの命が救われるのを祈ってます。


それともう一つ。


FIPの診断は中々困難で、場合によっては確定の診察結果が出るまで1週間近くかかる事もあるそうです。


発症してから1週間では手遅れになる可能性が高く、今回小麦の治療も病院での血液検査とエコー、レントゲンによる胸水の確認で確定前に投薬を開始しました。


病院の先生も確定を待っていては手遅れになるケースが多く、貧血を伴う程重症の場合はかなり難しいと仰ってました。


逆に、早い段階で気付けばほぼ確実に寛解が可能とも言えます。


小麦の場合は最初の症状は軟便でした。


はっきり症状が現れたのは呼吸困難と高熱で、胸水が溜まるタイプだったので見た目の変化が無い中で割と突然に感じました。


症状がはっきり出たのは6月1日。


胸水を抜いて、投薬を開始したのが6月3日ですから確定まで待っていたらおそらく間に合わなかったと思います。


最初にFIPの可能性を示唆して下さり、治療に関する情報をいただき、時間外でも他の病院へ行く事を強く勧めてくださった最初の病院の先生にも感謝してます。


再発のリスクはありますが、わずかな変化も見逃さないように気を配りたいと思います。




京都の猫猫寺にて。


初めてのお出かけで警戒MAXの表情の珈珀と小麦。


日に日に逞しくやんちゃに育っていくのを見る事ができるのは本当に幸せです。



いつでも高い所に登ろうとしてイタズラばかりでやんちゃな小麦。



ちょっとおっとりでおっちょこちょいだけどよく喋って甘えん坊な珈珀。


対照的な性格の2匹ですが、



とっても仲良し。


これからも仲良く健康に育ってね。