2週間前ですが・・・


GW最終日(5月5日)


猫ちゃんをお迎えしました。


2匹。


結論から言うと、ペットショップでのお迎えです。


ダラダラと言い訳が続きますので、長文です。


お迎えしようと夫婦で決めて以来、近隣でTNR活動をされている猫カフェを回ったり、保護猫サイトに登録して応募したり、ペットショップを回ったり・・・。


その一方でTNR活動も色々調べて勉強し、現状のペットブームとその問題点も沢山調べました。


特に多頭飼育崩壊は壮絶で衝撃でした。


まずはできれば保護猫をと、保護猫サイトに登録していくつか応募してみるも返信はなく、気がついたら申し込み先の方が消えているケースも・・・。


個人情報目当ての悪質な物もあるみたいなので、こちらは登録も解除して諦めました。


一方で動物愛護センターでは募集が全く無く、保護猫活動をされている団体へ足を運ぶも子猫は少なく競争率も高いです。


また、保護猫活動も一部ビジネス化が見られ、譲渡に結構な金額が必要となるケースもチラホラ。


ブリーダー放棄の子猫を多く扱う所もあり、これにもちょっと驚きました。


活動には当然お金がかかりますし、お金を取るのは当然だとは思いますが、【それでもペットショップより安く手に入る】とか考えるのはまたちょっと違う話のような気がします。



年齢的にもお迎えできる最後の機会になりそうなので、できれば子猫を2匹と考えていた為、この条件でのお迎えはほぼ不可能に近かったです。


そうするとショップでのお迎えはと言うと、昨今のペットブームに乗ってか、急激に増えた感のある大手ペットショップは、生体価格に加えてパックでなんやらかんやらついてきて凄いお値段になります。


因みに雑種の猫ちゃんってペットショップに全くいないんですね。


そしてペットショップに並ぶ猫ちゃんの品種はと言うと聞いたことないようなのも結構いて、ここからは猫の種類についてお勉強。


ここでペット業界の闇を知る。


例えば、1番人気のあるスコティッシュフォールド。


垂れ耳に丸顔でとっても可愛いですよね。


この垂れ耳が骨軟骨異形成症と言う疾患が原因と初めて知りました。


様々な研究の結果、アウトブリードによる健康な個体の生産が現在では一般的で、スコティッシュ同志の交配は問題が多く(健康に問題を抱えた個体が多くなる)現在禁止されている事なども今回初めて知りました。


可愛い故に人間のわがままで生み出された猫。


短足で可愛いマンチカンも骨格の問題から長年の論争があり、健康に問題はないとされるも、さらにペルシャとの交配により生み出されたミヌエットとかは健康上の問題が多かったりと、個性的な品種ほどその傾向が強いみたいです。


健康問題を抱えた珍しい品種の生産がなぜ横行するのか。


高値で売れるからでしょう。


こうなるとペットとして猫を飼う事自体が偽善ではないか?


元は野生生物。


外で自由に遊んで回ったりするのが自然なんじゃないか。


しかし、野良猫の生涯もまた過酷です。


実際にチョビの兄弟だった猫は自宅の前で車にはねられて命を落としました。


しかし、保護猫のお迎えも中々うまくいかず・・・。


結局、チョビの餌とかおもちゃとかでお世話になっていたお店へ行く事に。


近隣では割と有名なお店です。


引越しで遠くなった為、かなり久しぶりに行ったのですが、ここでも何匹か生体の販売がされていました。


これまでたくさんのショップを見て回りましたが、抱っこは遠慮してきました。


間違いなく欲しくなるから。


しかし、ここでは3匹の子猫を抱っこさせてもらいました。


ミヌエット、ブリティッシュショートヘア、キンカロー。


どの子も可愛かったのですが、今までとは少し見る目が違います。


人間の為に、人間によって作り出された命。


結局決心がつかず、お店を後に。


帰宅後、妻と話し合って出した結論は、事情や経緯はともかく少なくとも店頭に並んでる子猫達に罪はない。


保護猫活動の支援はしたいが、今はそれ以上にお迎えしたい気持ちが強く、1週間後にまだいたらお迎えする事にしました。


そして、一週間後。


3匹とも残っており、更に増えたスコティッシュフォールドと合わせて4匹抱っこ。


2匹買う事にしました。



そもそも、ペットにしたいと言うのが人間のエゴ。


それでも、商品として作られたこの子達にはなんの罪もない。


ならば、縁のあったこの子たちは幸せにしたい。


ついでに私達も幸せになりたい。


ペットショップでの購入についての批判は甘んじて受けます。


今回知り合った保護猫活動をされている団体にはお迎えとは別の形で支援して行きたいと思います。


色々知る事で色々考えさせられたこの一ヶ月。


正直、疲れました。




前置き(言い訳)が長くなりましたが、お迎えしたのは



キンカローの男の子で、名前は珈珀。(無理やりですが、こはくと読みます。珈琲に白でラテのイメージと琥珀をかけてます)


と、



スコティッシュフォールドの男の子で名前は小麦。


の2匹です。


色々考えてお迎えした2匹。


最後までお世話するのは当然。


幸せにしてあげたいと思います。


まずは仲良く健康に育ちますように。