県外移動自粛解除(徐々に)ってことで、今日は京都、奈良へ。

とはいえ、やはり三密は避けつつ楽しみたいので、今回は建物の中に入らなくてもたのしめる有名な仏塔のあるお寺を観てまわる事にしました。

まずは高さ日本一(木造)を誇る京都の東寺(教王護国寺)へ。

拝観が始まる8時半頃到着し、境内にある駐車場へ。
観光客はほとんどいませんでした。

金堂や講堂の仏像を鑑賞しつつ、奥の五重塔へ。
真下にくるとほんとに高い。

京都のシンボルとも言える五重塔は全体のバランスも良く、
離れてみると美しさが際立つ気がします。

小一時間観て回ったあとは次の仏塔を観に醍醐寺へ。

こちらは平安時代創建。

一つ一つの屋根が大きく、塔身は細いものの一段一段が低いため、全体としては太く見えます。

桜や紅葉の木がたくさんあり、春や秋はさぞかし綺麗なことでしょう。

塔と同じく国宝の金堂を見た後は三宝院庭園へ。

これまた見事な庭園。

小雨降る中、しばし腰を下ろして鑑賞。

醍醐寺で1時間ほど過ごした後、天下一品でラーメンをいただいて次の目的地
法観寺(八坂の塔)へ。

参道越しに見える塔はこれぞ京都と言うロケーションですね。

近くで見ると
全体の雰囲気は醍醐寺に近いかもです。

こちらはコインパーキングに車を停めたので塔だけ観ていそいそと次の目的地へ。

本日4つ目の塔は
薬師寺東塔。

他の多くの寺にある五重塔とは全く意匠の異なる裳階付きの三重塔。

『凍れる音楽』と表現されたと伝わる独特の姿はその真偽はともかくとして、日本一美しいと私は思います。

また東塔、西塔を東西に配置した金堂、講堂を含む白鳳伽藍全体の配置も美しく、
法隆寺と並んでお気に入りのお寺です。

左右対称は日本人好みでもありますね。

薬師寺まで観て回った時点で15時過ぎ。

まだ間に合いそうだったので足を伸ばして石舞台古墳へ。

薬師寺から更に南へ向かうこと小一時間。

近づくにつれ、山の中に入って行くのに違和感を感じつつ到着。

平地にあると勝手に思っていたら割と山の中なんですね。

駐車場に車を停め、入場券を購入して、さくっと入場するとすぐに

古墳があります。

飛鳥時代、栄華を極めた蘇我馬子の墓と伝わるこの古墳は謎の多い遺跡ですが、石室全体に使われた石の総重量は2000t以上、特に天井石は一つで77tとそのスケールの大きさが特に目を引きます。

いったいどうやって作ったんでしょう?

ある意味、かつて日本の中心が確かにここにあった証拠であると言えるかも知れません。

また、近年の研究でその功績が見直されつつある蘇我氏の話などを妻としつつ帰路へ。


今回割とメジャーなお寺を回ってきましたが、どこもお客さんはまばらでした。

どこに行っても、お堂一つ一つに消毒液が置いてあり、観光地の苦悩を垣間見るドライブでした。

収束したとは言い難いコロナですが、自粛の弊害もかなり大きく、共存できる社会にしていくためにまずは個々でもらわない、うつさない、ようにしていかなければ・・・。

そんな事を感じた1日でした。