日出木のファンタジー物語、4


日出木のファンタジー物語、4-2




夏の初めのころ、阿修羅に」会いに行きました。

九州国立博物館に







JRで大牟田駅までいって、それから西鉄電車にのりかえての小旅行です。

JR大牟田駅と、西鉄大牟田駅はホームがつながっているので便利です。







西鉄電車に乗るとき、私は手に持っていたJRの特急券を

西鉄電車の乗車券と勘違いして、かっちゃんにわたそうとしました。




おれ、持ってるから、といって、このときは確かに持っていたのをみました。







その2,3分後、座席に座ってからかっちゃんがいいだした。







乗車券がない




探せども探せどもない







しかたがないので、大宰府液でお金を払って出ようとしたら

お金はいいです、と、言って駅長さんが通してくれたのです。







西鉄大宰府駅の駅長さんは

すばらしいひとです。










そして、肝心の阿修羅は、というと、

開館とほぼ同時に入ったのですが、夏休みに入ったばかりのころで、

すでに、阿修羅のまわりには、3重、4重の人が・・・・・




この人達を動かそうと学芸員の人が




左まわりに回ってくださーい、せーの、せーの、

と、絶叫しておりました。




このかけ声が、興ざめでした。







たくさんの人に囲まれた阿修羅は、何も語ってくれませんでした。







館内を見て回ってたら、遠目にも美しい後姿が見えたので

近寄ってみると月光菩薩像でした。




おお、これは、中学の教科書で見た覚えがある。




まわりに誰もいなかったので、じっくり、じっくり拝見しました。







とても、美しかったです。

しろい月の光に照らされているような美しさ。




静かな力があって・・・




抱きついてほほずりしたくなるようなお姿でした。













さて、帰りですが

博物館から駅までは、お土産やが並んでいるのですが

そのうちの一軒で、なんとなくラーメンを食べたのです。







そのラーメンは、昔のまんまの九州豚骨ラーメンだ、と

かっちゃんは大感激でした。




ああ、お店の名前を覚えてくればよかった。







とても、シンプルな味で、ラーメン屋さんでもなくて、

お土産やさんの隣の食堂、ってかんじでした。







この、ラーメンと、西鉄大宰府駅の駅長さんのおかげで

楽しい小旅行になりました。







ありがとう




あ、それと、月光菩薩様も・・・・ありがとう。













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