p>日出木のファンタジー物語、3


日出木のファンタジー物語、3-2




一週間ほど前の夜7時ごろ

見慣れぬ若い女の人が、店に入ってきました。




公衆電話のある場所を尋ねられたので、車で5分ぐらいの所を

教えると、困った顔をされました。




歩きですか、と聞くと、そうです、と答えられました。




歩くと20分はかかる所なので、店の電話を貸してあげると

大変喜ばれました。




そして、おじさんという人に迎えに来て、と頼んでおられました。










そして、その方は、暴力夫から逃げてきた、と言われるのです。

子供と一緒に、避難シェルターに入ってて、でてきたところを

捕まって車に」押し込められ、海のそばまで連れて行かれたそうです。




復縁をせまられて、断ると真っ暗な、堤防の所に降ろされ

ここまで歩いてこられたそうです。







店に他のお客さんもこられたので、詳しく聞けなかったのですが、

あとで、私が送ってあげればよかった、と後悔しました。







お名前も聞かず、もう、お顔も忘れてしまったけれど

その方とお子さんの幸せを心からお祈りします。







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