20歳
一人部屋に閉じこもり
目を閉じたら・・・
静かに時間は流れ
人の声も聞こえないから・・・
灯りは消しておいた
テレビはつけたままで・・・
目に映る人・人・人
人間だけじゃないのに・・・
平和と思われている国の人は
着飾り飲んではしゃいで・・・
争いの絶えぬ国の人は
一人死んではまた一人・・・
豊かだと思われてる国の人は
ブクブク太るだけで・・・
貧しいといわれる国では
飢えのために苦しんで・・・
車は狂ったように
また人を喰い殺し・・・
人も狂ったように
誰かにナイフを突き刺し・・・
「成人になった」といっては
馬鹿みたいにはしゃいで・・・
成人となった為に
命を賭す覚悟で空をにらみつけ・・・
着飾ることに何の抵抗もなく
ノウノウと生きて・・・
「生」を悩みながらも
それでも生きようとして・・・
生きることについて
何も考えずに・・・
死の淵に立ちながらも
それでも生きようとして・・・
核を知らないような
平和な顔して・・・
核を知っているから
廃絶のために戦って・・・
恐怖が忍び寄っていることを
忘れたように・・・
恐怖にとりつかれて
また一人世の中から消え・・・
人を感心させるような
言葉を並べたてるだけで・・・
本当に心を揺らす
行動をとった彼らは・・・
世の中が変わっても
自分は関係ないと信じ・・・
世の中の変化を見詰め
明日の自分を捜して・・・
何が嬉しいんだ
何が哀しいんだ
人間どもがまた馬鹿げたことで喜んでやがる
人間どもがくだらねえことではしゃいでやがる
俺の存在は一体何なんだ
俺達は何の意味も無ェ存在なのか
何が善なんだよ
何が悪なんだよ
善人面さげて着飾ってはしゃぐだけはしゃいで
部屋から出よう
テレビはつけたままで
部屋中の灯りをつけよう
大好きな音楽を聞きながら
仲間を呼んでこの思いを伝えよう
仲間たちへのメッセージとして・・・
＊最後まで読んで頂き有り難う御座います
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