1号氏、もうすぐ中学3年生。
身長はもはや、家族で1番高くなってしまった。
足の大きさも1番大きくなった。
でも笑顔がまだまだ小学生のまま。と思うのは、親だからか。
まだまだ幼さ、あどけなさが残っている。
顔もまだまだ子供。
ヒョロッとしたナナフシみたいな体型。
赤ちゃんの時はめちゃくちゃ手こずった。
何をしても不機嫌極まりない、いつもこの世の終わりのような泣き方だったけど、今はもはや泣くことはない。
私を睨みつけながら目にいっぱい涙を溜めて、瞬きもせずに大粒の涙を流したのはいつだったか。
最後にそのニラミを見たのはいつだったか。
小学生の時だったろうか。
中3。
もうまもなく受験生というハチマキをして勉強に取り組む年代。
勉強なんて何になるんだろう。
本当だね。何になるんだろうね。
お母さんの仕事はbe動詞すら出てこない仕事だよ。
でも悲しいかな、学校はテストの点数でしか判断してくれないんだよね。
普段の態度とかもあるけど、まぁほぼテストの点数だよね。
やりたい事もよく分からないのに、いつかくる将来のために勉強を、とか嫌んなっちゃうわよね。
趣味勉強、趣味問題を解く事。とかの人なら楽しみながら出来るんだろうけどね。
筋肉の話でね、お医者さんが言ってたんだけど。てか、幹也さんがね。
筋肉がつくつかないのは、半分は努力、半分は才能だって。
私は100回頷いたわ。
どれだけ食べても、運動してもずっと細身のモデルの女の子を知ってる。
赤ちゃんができても、自分の体に脂肪がつかない、どうやったらつくのか。と本当に悩んでいたよ。
勉強もあるよね、そういうところ。
半分は努力、半分は勉強というものの才能があるんだよね。
運動もそうだもんね。
絵だってそう。
音楽も。
運転もそうだね。
君の才能があるべき所で発揮される人生を母は願ってるよ。
その時に少しでもbe動詞が役に立てばいいな。
古典が何かの閃きに繋がればいいな。
国語の文章を読む力が、ややこしい説明書を読む力に。
数学の解く力が、理論的に組み立てる力に。
なればいいな、と思っている。
受験は誰かとの競争というより、自分との戦いだよね。
その戦いには必ず終わりがある。
今年はたくさんの高校に連れて行ってあげよう。パパと協力して。
たくさんの高校生を見て、自分と重ね合わせてもらおう。
どこが1番ピンときた?
難しいことは考えすぎずに、まずはありのままを受け止めるといいと思うよ。
自分で感じて、考えて、答えを出して、自身を創造していってちょんまげ。
自分で、いい!と思う方を選んだ方がいいよ。
後悔のない人生を送るために。
子供は親の代弁者ではないのだから。君は君で。私は私で。