
光の中で
鴉が飛んでいる
漆黒の翼で横切り
時を分断しているかのようだった
気づけよ
気づけ
空を見上げよ
我に続いて
光の中で
二羽の鴉が羽休み
人と鴉の境界線を
見つめ合い
見つめ合う
語らずとも
足りるように
光の中で
木陰の影になりすまして
夏椿の枝を嘴で折りながら
悪びれるわけでもなく
二羽一緒に
あぁそうか
自然は全ての
生きとし生けるものに
必要なものを
用意してくれている
忘れているのは
わたしたち、人だけ
光の中にいれば
きっと思い出せる
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