休みのたびに

森に赴いてしまうのは

心地がよくて

安らげるから


ただイスに座って

ごはんを食べたり

机の上で書き物をしたりして

家のように過ごしてる

 

森はやさしい

小さな動植物たちを

驚くほどたくさん

受け入れてくれているから


川流れと水たまりとぬかるみが

どれだけ恩恵を与えてるだろう

鴨が仲睦まじく鳴いて

水浴びをしている




にゅるっと

岩場を通り抜ける蛇

びっくりしたけれど

君はアオダイショウ


黄色と緑の

なまめかしく体を動かして

草の茂みを覗けば

こちらを見つめていた

 

おだやかに静止して

しばらく見つめ合った

蛇がこわいと

言ったのは誰だろう


決めつけてはいけない

君は静かな愛情の持ち主で

むやみに攻撃などしない

アオダイショウなのだから


https://open.spotify.com/playlist/1lugkL3y0WXnpP81rfSIgS?si=uDqTwav5RIO-BlL3ovYEKg&pi=sKla0rdhToST3





ひとりぼっちという言葉も知らなくて

天井の木目をただ

見続けていた頃 

それがあたりまえで


ひとりベランダから

行き交う人々の

賑やかな光景に

心地よさを感じていた


家族というものを

よくわからないままに

なんとなく

友だちの真似をして


家族を無理やり

演じていたみたけど

思うどうりにならなくて

ぎこちが悪かった


保育園の学芸会みたいに

知らないものを演じても

それでもよかったのは

まだ幼かったから


仲間と一緒にいる方が

長いから

いつの間にか

家族みたいに感じてた


たぶん今も

わからない

家族の温かさと

その絆というものを


ずっと演じてきたけれど

限界みたい

わたしにとって家族とは

ひとりぼっちでいる場所だったから


また再び

天井の木目を見つめてる

うれしくもなく

かなしくもなくて


https://open.spotify.com/playlist/5dnOta9OED3xtaeYZoVpHK?si=-b9u0FplQAOE2_4XRyO4cA&pi=SX7PqKd_RKKau






猛暑の前に

くたびれている

ホコリまみれになって

浮浪者みたいなコガネムシ


それでも深い緑の輝きが

色褪せないのは

なぜだろう

それが君の生き方なの


触れてみたら

ぴくりと動くから

すこしばかり馳走をやろうと

指に這わせた 


ひとりでは大きすぎて

贅沢すぎるメロンを買ってたから

一緒に食べれるのは

うれしいよす


すぐにがっつくと思ったのに

メロンの端を足にかけて

興味ないのかな

気だるそう


コガネの緑とメロンの黄緑が

らら、ららら

森の中を思わせるね

癒しの小さな宇宙だよ


ここにいたい

小さな世界の中に

大きな世界がある

ここはその入口なんだ


大事にしたいよ

自分のためにメロンを買ったことを

大切にしたいよ

助けてあげたいという気持ちを



https://open.spotify.com/playlist/7jn33kaBkhklvace9LGoVk?si=7YCndzBaSiSW_4cF7Uqsdg&pi=5ad6qeYHTiGk_