光の中で
鴉が飛んでいる
漆黒の翼で横切り
時を分断しているかのようだった

気づけよ 
気づけ
空を見上げよ
我に続いて

光の中で
二羽の鴉が羽休み
人と鴉の境界線を
光が溶かしていく



見つめ合い 
見つめ合う
語らずとも
足りるように

光の中で
木陰の影になりすまして
夏椿の枝を嘴で折りながら
遊んでいるようだった



悪びれるわけでもなく
二羽一緒に
あぁそうか
巣作りに使うのね



自然は全ての
生きとし生けるものに
必要なものを
用意してくれている

忘れているのは
わたしたち、人だけ
光の中にいれば
きっと思い出せる



https://open.spotify.com/playlist/2hp1uoyM2r8Pu8yYR7RwAU?si=pgpd3sitRWaijelVwYdUnw%0A





初々しかった

紫陽花の白い蕾は

雨乞いをするかのように

小さな萼をひろげはじめた


音楽室から

小さな子ども達のうた声が

可愛らしくも元気いっぱいに

聞こえてくるみたいに


そんな想いにこたえるように

梅雨前線を押し上げた

まだまだ遠くて

こちらには届かないのだけれど


届けられない歯痒さに

こたえるように

梅雨真似をした

雨がやってきた


紫陽花はにっこり笑って

やさしい雨を涙に変えて

その雫たちで

カラカラの土を潤していった


にごるようなはっきりしない

空模様の奥の

晴れ間を思わせる

澄みきった青と


感謝をされて

照れて頬を赤らめているような赤を

紫陽花は見つめて

あたりを照らしていた


梅雨のおてつだいは 

すこしづつ、すこしづつ

求めているすべてに

潤いを与えている


紫陽花だけじゃなくて

雨を愛する

雨を求める

仲間たちと一緒に

https://open.spotify.com/playlist/2SYz2tgRGPacrhzRz5IEpr?si=n4ELoVEuRHuETtDynD1mlA&pi=wo3ThrqQTVytB





夜分に失礼しますよと

色気たっぷりのコスプレ女子たちが

お風呂の窓から

侵入してきたの


可愛いからか

父親は大歓迎だけれど

狭い我が家は

女子で溢れてしまった


居場所に困っているようだから

今晩は居させてあげようと

父の独断で決まったけれど

母は怒っていた


ようやく満ち始めた月のそばに

金星がやって来た

月の方が大きくみえるけど

金星の方がはるかに大きいんだよね


宵の明星

君に出会うのは二回目ね

こんどはどんな

ワクワクやドキドキをくれるの?


夢じゃなくて 

本当にビックリする来訪があるかしら?

ヘンテコなのは大歓迎

変わる時ってそういうものだから


一回目は店の屋根が当て逃げされたよね

困ったけれど

それがきっかけで

わたしは仕事を辞められました


おかげでようやく

一人前になれました

親元を離れ

ちゃんと稼げるようになれました


宵の明星、金星と

その輪郭を視覚し始めた三日月の

引かれ合う二つで

魔力をかけられちゃうかもしれないね



 今日5月20日は月と木星


https://open.spotify.com/playlist/5O5ErR1e4eZLxXlUUPyVgb?si=ypi6FEpkSGmeaY5biKUrlw&pi=J69Evv3lQHOU_