中国の湖南科技大学はこのほど、学生食堂での消費ビッグデータに基づき、利用回数が多く、かつ平均消費額が低い学生2000人余りを対象に「食事補助金」を支給することを明らかにしました。食事補助金は毎年4回(3月、5月、9月、11月)支給され、大学側が負担する金額は年間累計100万元(約1900万円)に上るということです。
学生は補助金を申請する必要がなく、さらに補助金対象として選ばれた学生の氏名が公表されることもないとのことです。補助金は本人にも知らされず「ひっそりと」カードにチャージされます。この異色の「補助金スタイル」に、多くのネットユーザーが「いいね」を表示しました。
湖南科技大学は食堂レジの消費記録をもとに全校の学生4万人余りの消費状況を分析した上で、補助金支給対象を選びました。消費記録には、食堂で使用する「キャンパスカード」などの支払い記録が含まれており、毎日3食についての食堂利用回数と1食あたりの平均消費額の指標体系を構築し、学生の食堂での消費状況を把握したとのことです。
湖南科技大学庶務処の梁宏軍副処長は、「現在までに把握している一部の統計データによれば、1日3食の全てが食堂利用で、1日の消費額が11元(約210円)にも満たない学生がいる。毎食1品しか料理を注文せず、たまに9.5元(約180円)の牛肉ビーフンを食べている男子学生もいた」と話しました。
同校の学生向け資金援助を担当する事務室は、補助金対象者リストについての身分の確認を行います。貧困学生の場合には1回200元(約3800円)の基準で支給し、食事の平均消費額が比較的低い学生に対しても、同じ基準で支給するとのことです。
こんな太っ腹な中国とくらべ日本にも学生への『給付型奨学金』はあります。しかし、ハードルが高い。
学力基準
入学後1年を経過していない人の場合、次の1~3のいずれかに該当すること。
- 高等学校等における評定平均値が3.5以上であること、又は、入学者選抜試験の成績が入学者の上位2分の>1の範囲に属すること
- 高等学校卒業程度認定試験の合格者であること
- 将来、社会で自立し、活躍する目標を持って学修する意欲を有していることが、学修計画書等により確認できること
引用:進学後(在学採用)の給付奨学金の学力基準|独立行政法人日本学生支援機構
入学後1年以上を経過した人の場合、次の1、2のいずれかに該当すること。
- GPA(平均成績)等が在学する学部等における上位-2分の1の範囲に属すること
- 修得した単位数が標準単位数以上であり、かつ、将来、社会で自立し、活躍する目標を持って学修する意欲を有していることが、学修計画書により確認できること。
引用:進学後(在学採用)の給付奨学金の学力基準|独立行政法人日本学生支援機構
中国の学生補助金とは天と地ほどあると思う。

