NO 11 20人ジーバーズ 喋れない | 洋服直し屋の日常

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自分でできる修理方法など書いています。

             NO 11 20人ジーバーズ 喋れない

 


                ジーバーズとは爺婆の複数形で、私の造語です

私は膠原病の1種であるミクリッツ病(難病指定300番)に罹患し、
治療薬ステロイド剤であるブレドニンの、重篤な副作用に陥りました。

その結果    
特発性大腿骨頭壊死症とくはつせいだいたいこつとうえししょう)
(難病指定71番)となり、歩行困難になりました。 
難病を2ヶかかえ、要支援1の認定を受けました。
今年(2022・令和4・3月末)に手術。経過良好ですが、

筋肉がやせ細ってしまい、ヘタレ歩行はイヤや。で、
退院後は週1で、筋肉強化のために、デイケアセンターのトレーニングに通っています。

そこでの高齢者(私が最年少)のトレーニングのあるあるを、
記事にしてみたくなりました。登場人物は、全~ぶ仮名です。

                                                                                                               

 

 


7月で、リハビリのケアセンターに週一で通所して13か月経った。

私の毎朝のルーティンは、起床後1時間のストレッチ。
瞼のむくみを取るためのホットタオル、リンパ流し。
すきま時間の筋トレ。たとえばレンチンのタイマー表示が3分と出たら、
3分間スクワットや片足立ち、尿漏れ予防の膣トレ。 
最近流行りの、股関節の血流をよくする運動

「ジグリング」
 https://kenko.sawai.co.jp/body-care/202112.html


さらに3か月ほど前のあごのズレは、まだ完全回復していない。
あごのマッサージ「あごトレ」も継続中。
 
    体の激痛よりこの あごのズレが、一番つらい。

    体力をつけねばと思うのに、食べられない。

    キューリさえ噛めないのよ。
       腹減りすぎてフラフラするし、餓死の恐怖が湧き出る。

    首から上が異常にダルい。頭重で思考力激減。
 

    水を飲もうとすると誤嚥(ごえん)しそうになる。

         のど〇〇子がたそがれているんだ。

ああ~んもう~~~”(-“”-)”


~~~~~~~~~~~

先日、新参加者がケアセンターに入室された。82才女性。
かなりの難聴らしく、補聴器をされているが、話しかけても
返答はかなりとんちんかん。

「町内にお住まいですか?」
「はい、今日はいいお天気ですね」 てな感じ。

しかも滑舌(かつぜつ)がかなり悪い。
私は彼女の言葉がよく聞き取れない。
「たまご」 か 「たらこ」 か 「たばこ」 か 音声が不明確だ。

ケアセンターの私のクラスは20人のうち、難聴の人が7人いらっしゃる。
私はかなり声を張り上げてしゃべらないと、なんども
「え? え?」と聞き返される。

リハビリが終わるころには、私のあごは疲れて超ダル。
マスクに隠れたおくちは、閉じる力もない。

リハビリ終了後、送迎車の中で、ドライバーのスタッフが
「〇〇さん、あご大丈夫?今日もでっかい声でよくしゃべってましたね!」

「はい、声を張り上げすぎてあごフガフガです」

「いいんですよそれで!  
しゃべらないでいると口腔内の筋肉が弱って滑舌が悪くなります。

つまり、人はしゃべらないでいると、
新人さんみたいに、構音障害を起こすということか?

(参)「構音障害」とは、
はっきりと発音できない。特にタ行・ラ行またはバ行・パ行が出ない
舌がもつれる。ろれつが回らない。などがあります。

 

 

                                     

また一個、

トレーニングメニューが増えた。

 

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