お尻のすりきれの補修依頼はけっこう多いです。
この依頼者は、ズボンのすそ上げの残り生地を持参されました。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190610/13/marry717/87/f2/j/o0750075014456487562.jpg?caw=800)
ズボンの裏を見たら、![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190610/13/marry717/b2/c2/j/o0750053014456487577.jpg?caw=800)
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190610/13/marry717/b2/c2/j/o0750053014456487577.jpg?caw=800)
すりきれた場所は白い「シック布」にかくれています。
シック布というのは、「ちょびっと漏れ」へのきくばりである。
昔の仕立て職人は、みなこれをぬいつけていました。
アンモニアによるズボンの変色や臭いを、すこしでもふせごうと
したんですね。
最近はこれを見ません。抗菌のパンツや、いい洗剤が普及したからです。
よけいなものをはぶいて、価格をさげるほうが、
消費者はよろこぶからでしょう。
では本題に入ります。
シック布をよけておきます。おじゃまなの。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190610/13/marry717/03/12/j/o0750049414456487598.jpg?caw=800)
ズボンの残り布をあて、ピンで固定します。
残り布がなければ、似た色の生地でじゅうぶんです。
表から 1mm感覚でミシンを走らせます。
よけておいたシック布を、もとに戻せば完成です。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190610/13/marry717/b4/d8/j/o1000052714456487607.jpg?caw=800)
これくらいの穴2個なら修理代は1,000円です。
臭っさいのは1,100円。 値段の差は、
ちょびっと漏れ雑菌対策費です。またの名を除菌、消臭費といいます。
やりかたは、
酢を倍に薄めた液をスプレー瓶に入れ、当て布をして
スチームアイロンをかける。アイロンの200度の高温が除菌、臭いなどを
取り、生地の風合いを戻してくれます。
雨つづきで洗濯できないとき、おためしください。
好きな男の臭いは苦になりません。でもよそのだんなの股の臭いは
くくくるっしいー!!!
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190610/13/marry717/3c/8e/p/o0290025014456487618.png?caw=800)
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(ズボンの股ズレを修理する場合は こちら