湿気った海苔の再利用！
「ねぇ、これどうしたらいい？」さほど親しくない近所の主婦が
うちにきて、いきなりそう言った。
手には10枚入り海苔の束が五つあった。湿気っているには
色つやがとてもいい、高級海苔だったと思った。
その主婦は
「カビが生えてないからまだ食べられると
思うんだよねー。あんたならどうする？」
あんた呼ばわりされるほど親しい関係でもないので、
からかってみたくなった。
「システムの復元すれば、いいんじゃないですか？」
「何だよそれ？」
「ねぇ、これどうしたらいい？」さほど親しくない近所の主婦が
うちにきて、いきなりそう言った。
手には10枚入り海苔の束が五つあった。湿気っているには
色つやがとてもいい、高級海苔だったと思った。
その主婦は
「カビが生えてないからまだ食べられると
思うんだよねー。あんたならどうする？」
あんた呼ばわりされるほど親しい関係でもないので、
からかってみたくなった。
「システムの復元すれば、いいんじゃないですか？」
「何だよそれ？」
「初期の状態に戻して、そこから再加工すれば
海苔の佃煮ができると思います」
「どうやるんだよ？」
「その板海苔を細かくちぎって、ボールに入れ、 水、酒に
ひたして一晩おけば、ふやけてどろどろになるでしょ。
乾燥前の生海苔になると思います。その後、
砂糖、みりん、醤油で味つけして、好みの固さになるまで
レンジでチンすればいいのではないですか？」
海苔の佃煮ができると思います」
「どうやるんだよ？」
「その板海苔を細かくちぎって、ボールに入れ、 水、酒に
ひたして一晩おけば、ふやけてどろどろになるでしょ。
乾燥前の生海苔になると思います。その後、
砂糖、みりん、醤油で味つけして、好みの固さになるまで
レンジでチンすればいいのではないですか？」
「なんかめんどうくさそだねぇ、あんたやってよ、
うまくできたら 半分やるからっ！」
この人、態度デカっ！体もデカっ。
この人のずぼらぶりと横柄さにはあきれたが、
やってみることにした。こんな高価な海苔を腐らせたくない。
できあがりを味見したら、いがいにとてもおいしい。
湿気っていたときは海苔の香りもしなかったが、
佃煮にしたら磯の香りがもどったみたいだ。
しかし顔はよく見るけど名前も知らない主婦が、
なんで私の所にきたんだろ。
洋服のリメイクをする仕事だから、
海苔のリメイクもすると思われたんかしら？
だが、海苔の佃煮は薄味でおいしかったなぁ。 ２パックできたので
１パックいただきました！
