ようやく終わり、
只今帰りの電車の中。
ふと、先日友人と行った、
森美術館で開催中の
東南アジアの現代アートを扱う
サンシャワー展について
アップしたくなりました。
実はこの日、
浴衣でお出かけしたので、
(年に一回は
浴衣が着たくなるので、
友達に付き合ってもらっています)
(友人を隠し撮り)
さて、この東南アジアの
現代アートは
西欧化(近代化)の進む
東南アジアの
強かさや、
狭間にいて
古き良きものを無くしていいのだろうか、
という葛藤を
表現したものが多くありました。
こちらは効率化が進む
看板(必要な情報を
記載することによって
利益をあげるため)を制作する
代わりに
それまで使用していた看板をもらって
アートにしたもの。
効率が悪くても、
様々なデザインは味があるし、
個性的。
礼拝時間を告げる音が流れる
トランペット対して
耳をふさぐ人のオブジェ。
他宗教の人々が暮らす
東南アジア。
共存の難しさと同時に
自分の意見や価値観の
主張の仕方や表現を考える大切さも
伝えているように思いました。
セイザンコウのアイロニカルな像。
密漁等によって絶滅危惧種に
なってしまったセイザンコウが
人気でない動物に向かって
「人気じゃないってことは
存在できるってことだよ」と
つぶやいていました。
こちらは、東南アジアの労働の
上に先進国の経済発展が成り立っている
ことを借りた音声ガイドから
伝えられました。
確かに。。。
何をもって
しあわせと考えるべきなんだろう。
今思いつくのは、
物質的な豊かさもあるけれど、
それ以上に
人の立場にたてる
思いやりを持ち続けられること、と
待つのではなく
自ら考える賢さと
行動力をもてること。
西欧化と便利すぎる世界の是非を、
そして、各国のあり方を
いま一度考えさせられました。
じっくり見終わったら
喉が渇いたので
カフェでひと息。
普段は自分から選ばない展示に
いつも誘ってくれる友人に
感謝です
(夜ごはんの後23時くらいまで
語り続けてしまいました)