この地球上でもっとも硬いとされるダイヤモンド。


誰もが知っている事だと思うんですが、


案外知られていないのがこのダイヤモンドが割れるという事です。




物質の硬さを示す指標としては


ドイツのモースという鉱物学者が発案した


”モースの硬度表”というのがあります。


1から10までの段階に分けているんですが、


1度が滑石で、2度が石膏という具合にレベルが上がっていって


もちろん最高度の10度はダイヤモンドになるわけで、


例えば


9度のものには10度のものでひっかき瑕がつけられるけれど


8度のものでは瑕がつけられないってことを表して


いる訳なんですね。


でもこれはひっかき等に対する硬さと示しているだけで


地球上で一番硬いから割れないというわけではないんです。




ダイヤモンドにはある一定の方向には


割れやすいという性質(劈開と言う)をもっているので


『リングについたダイヤモンドをどこかにぶつけちゃった!


でも大丈夫だよね?ダイヤモンドは一番硬いもん』


なんて思って、


ふと見たら割れちゃってたなんて事はありうる事なんですよ。


やっぱりジュエリーの取り扱いには注意が必要ですよね。


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私たちに非常に馴染みの深い宝石のひとつと言えば


水晶ではないでしょうか。


子供のとき、頭に三角形の面六つをもった六方柱状の


水晶の結晶を見て不思議な魅力に取り付かれ


お守りとして持っていた記憶があります。


この水晶は鉱物名で言うと”天然クォーツ”で


ローズ・クォーツやスモーキー・クォーツなどは良く耳にします。


これ以外にも色々なカラーバリエーションを持っているのですが、


中でも


紫色のアメシスト、黄色のシトリンは


クォーツと言う名前は付きませんが、とても有名な水晶の1つです。


このシトリン、


実は自然界では黄色の水晶が非常に産出量が少ない為、


アメシストを加熱したものなのですが、


ある産地のアメシストは加熱すると緑色になるので


グリーンド・アメシストと呼ばれています。



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オリーブ・グリーンから


オイリーなライム・グリーンといった色合いをもつ


オイリーな光沢が特徴のペリドット。


8月の誕生石としても有名なペリドットですが、


古くは後悔のセント・ジョン島が有名な産地でした。


でも、航海技術が発達していなかった為に


なかなかたどり着くことが難しかったんですね。


ですから当時はギリシャ語の「捜し求める」という意味の「トパゾス」に


由来してトパーズの名前で呼ばれた時期もあるそうです。


このペリドット、硬度的には少し軟らかいし、酸にも弱いので


取り扱いにはちょっと注意が必要ですが、


「イブニング・エメラルド」の異名をもつように


ほの暗い証明下では驚くほど高い輝きを発するとっても魅力的な石なんですよ。


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