「過去にこだわる者は、未来を失うだろう」
~ウィンストン・S・チャーチル~
昨日、ドラマ『今日、妻が浮気します』のエンディングの名言です。
ハッとしました。
チャーチルは数多くの名言を残していますが、この言葉だけを聞けば、チャーチルは過去を振り返らない、過去を見ない人間のようですが、チャーチルくらい歴史の中から学んだ人物もいないでしょう。
チャーチルの愛読書は、ながぁ~い歴史書ギボンの『ローマ帝国衰亡史』です。
例えば、かつてローマ軍が戦闘中に水の補給ができなくて敗戦した経験を、『ローマ帝国衰亡史』から教訓として得ていたので、第二次大戦時、チャーチルはアフリカ戦線でどこの首脳よりも早く水の確保に配慮し、イギリス軍はローマ軍と同じ失敗をせずにすみました。
チャーチルは歴史を軽んじる人物ではありません。
実は、私はチャーチルが大好きなんです。
理由というか経緯は、とても単純なところから始まります。
まずは見て下さい。若かりし頃のチャーチル様です
カッコいいと思いません チャーチル19歳の写真です。
この写真、隠れてしまっていますが、片足を椅子に上げてポーズを取っているんです。
カッコいいの~ この写真を初めて見たとき、「チャーチルってカッコいい人なのね」って思ったんですが、家族にそれを話すと、「そ~ぉお
」と素っ気ない返事・・・
それもそのはず、チャーチルをリアルタイムで知っている家族にとっては、チャーチルってこういう人・・・



違う・・・ ちがう・・・
小学校6年生のとき、19歳のチャーチルの写真を見た私は、ジャニーズのアイドルよりも誰よりも、正直カッコいいと思ったのです
きっかけは単純でしたが、チャーチルは私の尊敬する人物で、チャーチルの書物、言葉には数多く触れてきました。
ドラマのエンディングの言葉には続きがあります。
『過去にこだわる者は、未来を失うだろう。
しかし、過去を遠くまで振返る事が出来れば、
未来もそれだけ遠くまで見渡せるだろう。』
過去に無意味に固執すればそれは足かせになるだけで、前に進むことができない。しかし過去を教訓として何かを得るならば、それは未来に活かすことができ、前進する糧となるだろう、という意味と解釈しています。
人は無意味に過去の成功や栄光に固執してしまい、一度よい思いをするとそこに浸って満足してしまいがちです。それは未来に築くことができるかもしれないチャンスを潰してしまいます。
過去を検証し、未来の糧とするには反省と更なる努力を要するので、容易いことではありません。
でも・・・
あ~~~そうじゃなきゃいけないんだなぁーーーと、身を打たれるような思いでした。
「もうこれで充分」と自分で限界を作ってしまったら、それで終わりなのよね。
ん~、頑張らなきゃ 点ではなく、線で見たら、一時の不満は軽いものかもしれない。一時の幸福に甘んじないようにしよう。
さぁ、現状に安住せず、頑張れることに感謝して更なる飛躍に努めましょう