<ばらずし>






☆ サワラの酢漬け
サワラは一口サイズに切って、塩酢と砂糖を混ぜて作った甘酢に30分~‘3時間くらい漬けます。

  我が家では漬けるのは3時間くらいでしょうか?

  お魚の色が変わって白っぽくなるんですよキラキラ

  それが出来上がりの目安です。

この季節サワラは比較的簡単に手に入ります。お魚屋さんは勿論、スーパーのお魚売場でもたいてい毎日見掛けます。

実際に使うには、サワラよりも、その子供でもう少し安価なサゴシでも充分ですし、サワラが見付からない場合は、コハダでOKです。




☆ 酢飯

ご飯は少し固めに炊き、合わせ酢と合わせて木じゃくしで切るように混ぜて、冷まします。

「合わせ酢」は、酢:砂糖:塩=5:3:1の割合が基本ですが、お寿司はその家庭ごとに味があると言われるように、お好みです。味をみながらお好みでアレンジして作って下さい。

合わせ酢は砂糖をしっかり溶かすために、少し火にかけるといいようです。ご飯が熱いうちに合わせて木じゃくしで縦に切るように混ぜて下さい。


酢飯を作るには飯台が最も適していますが、ご家庭で用意がなければ、ボールでも結構です。飯台は塗り物が見た目には綺麗ですが、やはり木の飯台を予め水で濡らして、しっかり水気を拭き取って使うのが一番いいようです。

ご飯を混ぜる際は決して酢飯がベチャベチャにならないよう、サクサクと混ぜるのもコツです。


その後はよく冷まします。


☆ 具財

具財はエビ、にんじん、レンコン、ごぼう、竹の子、さやえんどう、高野豆腐、かんぴょうで、あとはお好みで用意して下さい。

本当は一つひとつ味付けしますが、全部をいっぺんに味付けしても、なかなかちゃんとできることを最近知りました。

本当は白いものは白いもの同士、色の鮮やかなものは塩を若干多めに味付けするのが一番です。

味付けは、塩、砂糖で味付けします。関西風には薄いお味ですが、関東の方は濃い味を好みますね。これもお好みでいいと思います。

高野豆腐は煮るとお味が出るので、別々に味付けする場合も早めに煮て、その煮汁をそのまま使うといい御出汁が出ます。


こうやってそれぞれ作った具財と酢飯を混ぜ合わせ、最後に上にサワラ、さやえんどう、錦糸卵、エビを彩りよくちらして飾れば出来上がりです。





「ばらずし」は具財と酢飯を混ぜ合わせてしまうのが特徴です。関西のお料理なのでお味が薄いですから、具財を煮た煮汁も少し混ぜてしまうと、お味に深みが増し、私は好きです。

是非今度どうぞ音譜



ひな祭りパーティーには、「ばらずし」をメインに、蛤のお吸い物、菜の花の和え物などを用意してはいかがでしょうか?