今日は「建国記念の日」

いずこの国にも建国を記念した日がありますが、日本の場合にはなぜ2月11日なのか気になり、調べてみました。


日本は神武天皇にその歴史が始まるとされています。

その神武天皇元年が、紀元前660年で、その元旦たる1月1日を、建国の日と定めようと考えたようです。

その算出をグレゴリオ暦で行うと、それは2月11日に相当しました。

ただ、1582年10月4日以前の日に対しては、ユリウス暦を用いて算出するのが正しい方法なので、ユリウス暦を用いると、紀元前660年1月1日は、現在の2月18日となります。



では余談になりますが・・・

上記で1582年10月4日を一つの起点としてユリウス暦グレゴリオ暦に区分される理由も気になりませんか?

(なるのは私だけ?あせる


ユリウス暦で算出すると一年は365.25日ですが、これは実際の太陽年(365.2422日)より若干長いため、たった誤差0.0078にすぎないのに、長年の間には実際の日付と地球の位置がどんどんズレてしまい、、年々累積すると1582年には天文学的な春分の日が3月11日になってしまったそうです。

そのままでは、キリスト教の重要行事である復活祭の日がいずれ夏になってしまうので、ローマ法王グレゴリオ13世がそれまでのユリウス暦を廃止して、現在使用されているグレゴリオ暦を定めました。

それがユリウス暦の1582年10月4日(木)で、翌日からはグレゴリオ暦で10月15日(金)となりました。

つまり、10月4日から15日までの10日間は、歴史上から消えたのです。


このような経緯で、使用する暦がこの日を境に違うことを考慮して計算しなけれないけないのでした。