(フルッ) 街にこのメロディがうるさいほどに流れていたのが、バレンタインデーの思い出と直結しています。
デパートには「バレンタイン・コーナー」も出現して、たくさんの種類のチョコレートが並び始めました。
実は先月、銀座プランタンの「バレンタイン・フェア」の先行試食会にご招待頂きまして、行ってまいりました。あまりチョコレートは得意な方ではないのですが、たくさん頂いてコメントしてきました。
同じくプランタンの調査では、近年年々チョコレートに対する支出が厳しくなっているようです。
そうよ!
義理チョコなんて変な習慣はやめればいいのになぁ・・・
自慢じゃないけど、一度も義理チョコをあげたことはありません
だって、バレンタインデーって本当は、女性がお花を貰う日じゃないですか?
← こんな感じのアレンジメントを毎年お友達から頂きます。
ところが年々、頂けるお花の数が減ってきております・・・ トホホ
日本ではクリスマスに次ぐ市場の賑やかなイベントですが、「St. Valetine's Day」は、元々キリスト教と大変密接なものだということを、ご存知ですか?
聖バレンタインは、3世紀に殉教したローマ=カトリックの司教でした。
当時植民活動を活発に行い、軍隊を遠征させていたローマ帝国では、市民が恋人や妻を国内に残して異国に出征しても、愛する人に思いを残していては士気が下がると考えたローマ皇帝クラウディウス2世が、兵士のローマでの結婚を禁止します。しかしこの決定に逆らって、秘かに愛する者同士を結婚させたローマの司教バレンティウスは、捕らえられ処刑されます。
その処刑の日が2月14日で、この日はユノの祭日といい、古くからのローマ帝国で祝われた「ルベルカリア祭」の前日でした。
元々ローマ帝国では2月14日が恋人たちの日となっており、その習慣が、異教の習慣を排除しつつも、ローマ市民に受け入れやすく融合した初期のキリスト教の中で、バレンタインの殉教と重なって、キリスト教徒にとっても恋人たちの日として取り入れられていきました。
キリスト教における聖バレンタインについては、殉教自体に宗教性が強くあったわけではないので、伝承内容には諸説あり、また明確に特定するものがないことから、1969年の第二バチカン公会議における列聖人見直しの際、聖人の中から外されています。
ヨーロッパでは元々、お花やキャンディー、ケーキなどのお菓子を恋人に贈る習慣があります。
まだ淑女が自分から愛を語るのはタブーだった時代に、この2月14日だけは女性から愛を告白してもよいとされていました。
この習慣がミックスアップされて日本に伝わり、確立していったのが日本のSt. Valentine's Dayのような気がします。
欧米のSt. Valentine's Dayは男性から女性に贈り物、特にお花を贈り、日本の母の日のカーネーション並みに、赤いバラが高騰します。贈られたお花の中に赤いバラがあれば、かなり脈ありなんですよ