スノードロップのことを私に教えて下さった「人は人。私はわたし。 」のgoldencatさんは、スノードロップが大好きだそうです。心が清らかで、可憐な方なのだろうなぁ・・・ と思っています。
いえ、Blogや、下さるメールからもそれは伝わりますが、どんなお花を好きかで、その人の性格や趣向を感じ取ることができると思いませんか?
私は大きな主張しているお花にばかり目がいきます。
この伝説をきっかけにスノードロップを知り、スノードロップを見て、段々にこのお花の魅力を感じるようになりました。
スノードロップの伝説はゲルマン系民族の間で広まっていますが、不思議と、幸福的な伝説と、悲しい伝説があります。
今日は悲しいイギリスの言い伝えをお話しましょう。
恋人の死を知った乙女ケルマがスノードロップの花を摘んで恋人の傷の上に置いたところ、命を甦らせることはなかったが、花が触れたとたん男の肉体は雪の片(スノードロップ)になった。
それゆえ、この花は死の表象でもります。
現在でもイギリスの田舎ではこの花の評判は悪く、シーズン最初の花を家に持ち込むのは不吉なこととされています。
また異性にそれを与えるのは、もらった人の死を見たいという願望を意味するがゆえに、相手に対するあからさまな非礼であるとされています。
スノードロップの花言葉は、「希望」、「慰め」、「まさかのときの友」、「恋の初めのまなざし」(フランス)ですが、もう一つ、両極端な花言葉、「あなたの死を望みます」を含むのは、このイギリスの逸話によるかもしれません。
反面、スコットランドでは、お正月以前に咲いているスノードロップを見つけると、一年中幸福になると言う言い伝えもあるそうです。
カゴ一杯にスノードロップを摘んで家を清める風習のある地域もあるそうです。
「スノードロップ」のお話、まだ続きます...