スノードロップって誰でもが知っているお花なのでしょうか?

私はつい最近まで知りませんでした。

きっかけは、人は人。私はわたし。 を書いている、goldencatさんからのメールでした。


楽園を追われたアダムとイブのお話をgoldencatさんから聞いて興味を感じ、調べ始めたのがきっかけで、素敵なエピソードを持つスノードロップの存在を知ることができて、感謝です。

雪の雫のような花を持つスノードロップには、様々な意味合い、伝説があります。

楽園を追放されて絶望しているイブを慰めるため、天使がスノードロップを作った伝説から、スノードロップ慰め約束意味を持つ様になりました。

そしてドイツは、純粋謙虚邪気のなさの象徴とされています。


今日はその伝説をお伝えします。



雪の結晶     雪の結晶     雪の結晶     雪の結晶     雪の結晶


<雪の色>の伝説


創世記の時代、色のなかった花は見分けがつかず、神様は花に色をつけようと考え大きなパレットを持った神様は花の望む通りの色を付けてあげました。
薔薇は赤を選び、向日葵を黄色を選ぶ。
すべての花たちに色がついたとき神様のパレットは空っぽになりました。

そのとき
『私にも色をつけて下さい』 と言ったのは、

まだ何の色もついていない透明な『雪』でした。

しかし、神様のパレットにはもう色がありません。

そこで神様は、花たちはたくさんの色を持っているので、分けてもらうようにと言ったのです。

は花の側に行き色を分けて下さいとお願いしました。
しかし皆、冷たく寒い雪が近づくと近寄らないでと嫌います。
誰も色を分けてはくれませんでした。


寂びしく悲しい思いをしているにそっと話し掛けてきたのが スノードロップでした。
片隅にひっそりと咲いていたスノードロップは、 『私の色でよければ分けてあげる。
薔薇や向日葵のように明るく艶やかではないけれど』と優しく言ったのです。


雫の形をした花は清らかな白い色。
『なんて素敵な色なのでしょう』


は喜んでスノードロップに近づきました。
そしてスノードロップも雪に寄り添って色を分けてあげたのです。


そのときから雪は真っ白な色になったそうです。


冬のさなか、雪が地面を埋め尽くす時に花たちは枯れてしまいます。
しかし、スノードロップだけは、雪に優しく抱かれて美しく咲きつづけているのでした。




「スノードロップ」の逸話、続きます...双葉