昨年から書こうと思っていたテーマが、手付かずになっていました。



『聖書』によれば、神に仕える存在として天使があります。

天使、エンジェルは様々な美しくかわいい姿で描かれ、安らぎの象徴となっています。

天使に焦点を当ててみました。


天使にはそれぞれに名前や役割があります。有名な天使について取り上げてみます。




キラキラ天使   キラキラ天使   キラキラ天使   キラキラ天使



大天使ミカエル



ミカエルは神が創った最強の存在であり、神の第一の戦士であると共に、星の数ほどもいるといわれている天使の最高位の天使とされています。

天使、エンジェルというと、天使こんな感じの、メルヘンな姿が一番ピッタリなイメージなのですが、ルネサンス期の絵画にその姿を見ると、たいていは金色の鎧に身を包み、聖剣と天秤を持ち、羽をつけた勇ましく強い姿で描かれています。






矛先を下に向けて真っ直ぐ突き立てられた、人に制裁を与える「裁きの剣」と、微動だにせず均衡を保ち、釣り合っている時のみ良しとされ、その判断・裁量には寸分の狂いも許されない「人の魂を図る天秤」を持つのは、ミカエルが死後の世界において、死んだばかりの人の魂を導き、そして最後の審判を司る天使でもあるからです。





その判断・裁量には寸分の狂いも許されません。


ミカエルは悪に汚された場所を浄化するという特殊能力を有すると信じられています。


『旧約聖書』の中では、シナイ山でモーゼに「十戒」を渡したは、ミカエルであるとされています。





絵画に描かれるミカエルの足元には大きな竜(蛇)が横たわり、それは悪魔の象徴を退治しているようにも見えます。

ミカエルは高潔・公正の守護者で、天使が善と悪とに分かれて戦ったとき、敵対するサタンを打ちのめして天国から追い出しました。


キリスト教の伝承によると、聖母マリアがその命を終えるとき、ミカエルは聖母マリアを出迎え、魂を守り、天国で汚れなき肉体が魂と一体となるのを見届けたとされています。





それはミカエルが高潔・公正の守護者であり、人を天に導き、判定する存在であり、聖母マリアはイエス・キリストと並んで生まれながらの罪(原罪)を持たない存在なので、ミカエルによって迎えられたのです。