X'mas ②  クリスマス・ツリー

  ~12月7日はクリスマス・ツリーの日~



知ってましたぁ~?


クリスマスには欠かせない「クリスマス・ツリー」ですが・・・

1886(明治19)年12月7日、横浜で外国人船員のために飾られたのが、日本で最初のクリスマス・ツリーでした。

なので今日のこの日を、「クリスマス・ツリーの日」といいます。

以前、私の大好きだったアメリカの学園ドラマ「ビバリーヒルズ高校白書」(原題「Beverly Hills 90210」)の中で、ミネソタ州から越してきた主人公一家が、温暖なLAの気候で枯れてきてしまうモミの木を前にげんなりして、「来年はプラスチックのモミの木を使う」という母親シンディの発言に驚き、「ママはスクルージになっちゃったの?」と言葉を交わす双子のブランドンとブレンダの会話が、印象的でした。

個人の家庭でもクリスマス・ツリーを飾りますが、日本ではプラスチックの模型のモミの木が普通。一般的ですが、海外では違うようです。

クリスマス・ツリーの飾り方にも意味があるのをご存知ですか?

クリスマス・ツリーの由来はドイツにあると言われています。




モミの木に住む小人が村に幸せを運んでくれるという信仰から、花・卵・ロウソクなどをモミの木に飾り、その周囲を踊りで囲み、小人にいつまでも木に留まってもらう祭りがあり、これがクリスマス・ツリーの起源と考えられています。


また、この小人がサンタクロースになったという説もあります。
常緑樹のモミの木は冬でも葉が落ちない常緑樹なので、永遠の生命を象徴するものとして崇拝の対象とされていたようです。


クリスマスにツリーを飾る風習を現代の私たちが知る最古の記述は、1419年、ドイツのフライブルクで、パン職人の信心会が聖霊救貧院にツリーを飾ったというものです。


1600年代にはドイツ各地でクリスマス・ツリーを飾った記述を見ることができます。

ベルリンには1800年頃にツリーが伝わっています。





イギリスには、1840年、英国のビクトリア女王と結婚したアルバート公がクリスマス・ツリーの習慣を持ち込み、人気を集め、世界に広まるきっかけになりました。










アメリカの最初のツリーは、ドイツ移民によって、1746年に飾られたと記述されています。



世界で最も有名なクリスマス・ツリーは、アメリカ、ロックフェラーセンターのツリー(写真:左)。



キリスト教徒が決して多いわけではない日本でも、このツリーの習慣はしっかり根付いていますね。

クリスマスの飾りつけには、ツリーより古い歴史があります。



☆ツリーの先端の星

ツリーの先端には、イエス・キリストの誕生を世界に知らせた星を記念して、星を飾ります。

イギリスではクリスマスジュエルという天使が飾られる場合もあります。





☆りんご


「りんご」は、エデンの園でアダムとイブが食べた知恵の木の果実だたことと、昔の人にとってりんごは貯蔵が可能な数少ない食べ物で、まさに自然からの贈り物だったので、幸福や生きる喜びをもたらす果物として尊ばれてきました。

ドイツでは聖なる木に貴重なりんごを吊るして神の愛を讃えたり、北欧の冬の祭りでは常緑樹に吊るして神への捧げ物としていました。


☆キャンディーケイン


「キャンディケーン」とは、クリスマスツリーのオーナメントなどでよく見かける、杖の形をしたキャンディのこと。

18世紀後半頃、ドイツのクリスマスでは、羊飼いの杖の形に曲げた白いキャンディが食べられていましたが、これを20世紀初めにアメリカのインディアナ州のキャンディ業者がイエス・キリストをイメージして現在のような形にしたといわれています。キャンディの白色は純潔さを、赤い線は十字架で流した血の色を、緑の線はイエスが「神から人々への贈物」であることを表わしています。




☆ジンジャークッキー


クリスマスを代表するお菓子で、男性をかたどったものが主で、中には豚をかたどったものもあります。

北欧ではクリスマスに豚を食べる習慣がありますが、昔、貧しい家庭では本物の豚を食べることができなかったので、代わりに豚の形のパンを食べたとか。豚の形のクッキーはこの名残だそうです。










現代ではきらびやかなオーナメントも多く、私のお気に入りは<リヤドロ>のオーナメントで、これは「イヤーベル」として毎年発売されるので、7,875円と比較的お買い得なこともあり、友人の特別な年にはクリスマス・プレゼントとして贈り物に使っています。



フワフワのファーがついたオーナメントは、とても夢があると思いません?

これは気軽な友人へのクリスマス・プレゼントに使っています。




私の家では、待降節を迎える前日の土曜日にツリーやお部屋の飾り付けをかなり必死になってするのですが、毎年少しずつ新しいオーナメントを増やしながらも、子供の頃から使ってきたミラーボールや、使い続けて痩せてしまったモールなどを、大切に感じています。


最近の我が家のツリーは、別な意味で特徴があります。

愛犬のぷっちー君が、ツリーの下の方のオーナメントをネコちゃんみたいにたまにとって遊んで、ぜ~んぶ咥えておもちゃにしてしまうので、下の方には飾りを付けなくなってしまいました(笑)




どうぞ皆さんも楽しいクリスマスの準備をどうぞクローバー

イギリスで有名なツリーは、トラファルガー広場のツリー(写真:右)で、これは1947年以来、ノルウェーが第二次大戦での協力を記念してイギリスに贈り続けられているものです。