Amebaからのメッセージを開くと、「天国からのメッセージ」
というタイトルのブログネタの情報が入っていて、ドキッとしました。
これは未来の自分から、今の自分へのメッセージを送る
というサイトの案内でしたが、「天国からのメッセージ」という表題に、
私にはそうは受け止められなかったのです。
天国にいる友人、知人、家族からのメッセージという解釈をしました。
それはこの時期にも関係してそう思えたのかもしれません。
今日は、私の最愛の家族のBirthdayです
本当ならば78歳になります。
昨年、この日に書いた記事がありました。
書いたけれど、涙が止まらなくて、どうしてもアップできなくて、
一日どうしようか考えましたけれど、結局アップできないで
日付が変わってしまいました。
お誕生日...
お祝いしてあげたかったなぁー。
この8年間、毎年そう思い続けて涙しています。
今年もこの時期がきて、今日再び自分の書いたカキコミを
読み返し、昨年の今日の自分の思いに触れました。
今日は、何度も涙しながら一日を過ごしてしまいましたが
昨年アップできなかったこのカキコミ、今年はアップします。
手を加えず、そのままアップしますね。
<去年書いた記事、始まり>
NHKの海外ドラマ「ER」の中で、
ゲリラに虐殺寸前のERドクター ルカ・コバッチュが、
「母国の戦争で家族が死んで以来、
そんな理不尽なことをする神に対して祈りが捧げられなくなった」
と言うシーンがありました。
ところがルカは、いよいよ自分が命を絶たれると感じた瞬間、
天を仰いで、無意識に祈り始めます。
私はカトリック信者です。
子供の頃から教会へ行き、信仰は生活の中にも浸透しています。
主なる神の存在を自然なことと受け入れ、いつも主の御心に沿いたい
と願っています。私の哲学は信仰の中にあります。
けれど伯父が亡くなってから、パタリとお祈りの言葉が浮かばなく
なってしまいました。心が空っぽなんです。
神様を疑ったり、存在を否定する気持ちはありませんが、
ただ、心が・・・ 空っぽなんです。
7年前、私は伯父のお誕生日をちゃんと祝ってあげられませんでした。
既に体調の悪かった伯父に、古希という特別なお祝いながら、
お誕生祝いで長い時間起きていることも、特別なお食事をすることも
負担だろうと考え、それよりもよく養生して、来年のお誕生日をちゃんと
祝いたいと思ったのでした。
でもその翌年はなかったのです。
去年のちょうどこの日。11月12日、旧交が復活した男友達からデートに
誘われたのですが、「家族のお誕生日だから」とお断りしました。
それでも「ちょっとだけ」としつこいので、「伯父のお誕生日だから」
と答えました。
彼はそれっきり一切私に連絡をしてこなくなりました。
私の心情が理解できなかったんでしょうね。
私には、この日は大切な家族のBirthdayなのです。
伯父は特別な存在で、大の仲良しでした。
我が伯父ながら立派な人だったので、
伯父をご存知の方ならば私の感覚を理解して下さいます。
今日の日を迎えると、伯父と共に過ごせた最後の伯父のお誕生日に、
伯父に特別なことが何もしてあげられず、
お誕生日プレゼントすら元気になってから渡そうと、結局
伯父自身は目にしないまま天国に持って行ったことが、悔やまれます。
今日、伯父の為にBirthday Cakeを買ってきましょう。
伯父の好物で食卓を満たしましょう。
これから先何度この日を迎えても、
私の心は99年の11月12日に戻るでしょう。
みなさんにも大切なご家族、大切な人がいますよね?
離れている人も、一緒に住んでいる人も・・・
日々を慌しく過ごしていて、普段充分に心を通わせていないことって、
ありませんか?
伝え忘れていること・・・ してあげそびれていること・・・
ありませんか?
伝えないまま過ぎて、私のように大きな悔いを残すことのないように、
心を伝え、してあげたいことをして下さい。いつでもできると思わないで、
今、行動して下さい。
家族のため・・・ 大切な人のため・・・ そして自分のために。
それが私が今日の日にお伝えしたい、最大のことです。
<去年書いた記事、終わり>
この一年の間には、私の状況、心境に、変化がありました。
今は、お祈りができるようになりました。
7年間、努めても自分の為にお祈りはできなかったけれど、
お祈りができるようになり、神様はその願いを叶えて下さいました。
ごミサの最中も心が空っぽだった私が、
この数ヶ月自分の意思で教会に足を運んでいます。
ただ、今年もどうしても、今月2日の「死者の日」のごミサには、
出席できませんでした。
これから一ヶ月、私には辛い時期になります。
街には徐々にX'masのデコレーションが始まっています。
一年で一番私が好きな季節は、一番辛い時期でもあります。