いつもブログをお読みくださり、ありがとうございます😊

前回の続きです。

『どうしたの？』と聞く息子に、

『コロナコロナコロナ、コロナになってたのー』と言って、バタバタと和室へ荷物を運んだ。

『入院できないの？』

『そう！お母さん、和室で2週間隔離生活するね』と言った。

しばらくの間、なぜ自分が今家にいる(帰ってきてる)のかを受け入れるのに時間がかかっていた。

明後日には手術をして、癌を取るはずだったのに、、。

次の外来まで2週間以上も空いてしまうなんて。

胸がドクドクしていた。

入院取り消しになった旨を連絡していた母や姉、仲間からメッセージをもらった。

ポジティブで前向きにさせてもらえるような言葉ばかりだった。

しばらくネガティブに浸って、

『コロナのバーカ！』と心の中で連呼した。

そうしてるうちに、

『しょうがない！！』と、腹が決まってきた。

いつだって腹が決まればこっちのもの。

どんな時もネガティブから脱出するには決意をすることだと思う。

私は癌になってから、思い返せば決意の繰り返しだった。

夫と息子は抗原キットで検査すると陰性だった。

けれど濃厚接触者になるから息子は(月)(火)と学校は休むことになった。

しかも火曜日からは期末テストだったから申し訳ない氣持ちだった。

夫は一人でやる仕事にしてもらい、休む必要はなく済んだ。

お夕飯の時間になって、

2人は朝私が作っておいたソボロごはんを食べていた。

和室の戸の隙間から、『おいしい？』と聞くのがこの日から2週間続いた。

私は下剤でお腹がタプタプなのと、和室を快適空間にするため工夫をこらしていたのでお夕飯は食べなかった。

今日は早く寝ようかな、、と思ったら下剤がめちゃくちゃ効いてきた。

ちょっと腹が立った。

けど、「腸が綺麗になる～」と思うことにした。

まるで無症状でもコロナはコロナなので、ゴム手袋とトイレも毎回消毒するのは結構大変だった。

そんな中でも、やっぱりすべては自分に必要があって起きていることなんだなぁと思えるようになっていた。

私、入院できることは当たり前だと思っていたなぁ。

手術をしてもらえるのは当たり前だと思っていたなぁ。

だって癌になったのだから！って。

そういう自分ってすごい傲慢だなって氣がついた。

世の中にはすごく具合が悪くても、自分が何の病氣かさえ分からずに、治療を受けることも、薬をもらうこともできない人たちがたくさんいる。

体が痛くても、固い床の上でしか休めない人たちがたくさんいる。

整えられた環境がなくて、苦しくて悲しい思いをしている人たちがたくさんいる。

病氣になったらすぐに病院へ行けて、診察してもらって、治療して手術して、ベッドの上で眠れて。

全部、当たり前ではないと思う。

自分には関係ない、自分の周りにはいない、日本ではない、遠い国の誰か知らない人のこと、

じゃない！

コロナのおかげで入院が取り消しになって、

私はもう一度深く自分の生き方を見つめ直すきっかけをもらった。

いつもありがとうございます。感謝します。

守護霊さま、ご先祖さま、見えない存在の方々。

そして、周りにいる人たち💞

世界が平和になりますように。

入院取り消しからの氣づき