最近読書が好調です。今日ご紹介するのはまたしてもケンブリッジ本。といってもこちらはケンブリッジ大学に滞在して勉強した日本の教授が書いたもの。中公新書の、安部悦生著『ケンブリッジのカレッジ・ライフ』です。
出版年が1997年とかなり古い本なので市立図書館の書庫に入っていたのを、職員さんに出してもらって借りてきました。
読書メーターの記録を見たら10年くらい前にもこの本を読んだようなのですが、内容は忘れていたので新鮮な気持ちで読むことができました。
この本にはケンブリッジ大学についての解説や、教授が滞在中に遭遇した様々な人やハプニングについて書かれています。
イーグルという有名なパブが紹介されているのですが、私もそこは訪れたことがあるので読んでいてとても懐かしい気持ちになりました。
ケンブリッジで長期間勉強するなんて洗練された生活でうらやましいなと思いましたが、著者は毎日ひたすら本を読んでいると単調すぎて人生を浪費しているような感じがして気持ちが落ち込んだと書いています。
また滞在中に期待していた量の3分の1ほどしか読めなかったとのこと。やっぱり人生って思い通りにはできないですね。
この本も読書しよう、知識を広げよう、という前向きな気持ちになれるいい本だと思います。絶版になっているのが残念です。