【明治巡礼古道】中山みち | 秩父観光情報ブログ

【明治巡礼古道】中山みち

秩父で遊ぼう!-秩父公園橋
秩父駅から真っ直ぐ伸びる道を進むとハープ橋にさしかかり、目の前には秩父ミューズパークを擁する長尾根丘陵が広がります。
ふもとの札所22番から尾根の上にある23番にかけて、札所の巡礼道として古くから親しまれてきた表題の遊歩道があります。

秩父で遊ぼう!-寺尾風景
この先は森の中、背後に広がる寺尾地区からの秩父盆地の爽快な風景ともしばしのお別れ。

秩父で遊ぼう!-中山みち
舗装が終わると、巡礼者たちによって踏み固まれた山道が始まります。

ですがね、、、

秩父で遊ぼう!-土砂崩れ
一昨日、訪れたら途中で土砂崩れで行き止まり。
切り株の根が阻んでおり、石垣の上にある狭い道なので回り道も出来ません。

仕方なく断念し帰宅。
わざわざ遠方からおいでになる熱心な巡礼者の方は残念だろうなぁ、と思い通報しようにも管理しているのは誰なんでしょう???
市役所なら適当な窓口に取り次いでくれるのではないかと淡い期待を胸にとりあえず観光振興課にメール。
30分もしないうちにソッコーで返信が有り、課長さんがすぐに現地へ行ってみるとのこと。
すぐにってもう17:00ですけど・・・本当は定時で終業じゃなかったのかなぁ。
で、翌日の昼過ぎには現場で撤去してくれた職員さんから報告のメールを頂戴しました、それもご丁寧に現場写真付きで。
いやぁ、こんなに仕事に熱心な職員さんが身近な市役所にいらっしゃるなんて頼もしくて嬉しいですね~。
ぬかるみがひどかったので、コンディションが良くなってから作業するのかと思いきや、泥だらけの中で格闘いただいたようでございます。

秩父で遊ぼう!-作業済み
せっかく急いで撤去いただいたので、今日の昼間にまたまた出掛けてきましたよ。
ご覧のように綺麗に整備いただきました。

秩父で遊ぼう!-分岐
森を歩くこと10分で分岐ポイントへ。
地図を見るとどちらもさほど違いが無いようですが、先に十三地蔵へ向かう右のルートへ。

秩父で遊ぼう!-尾根
5分ほどで尾根の上部に出て右手から来る札所21番からの江戸巡礼古道に合流します。
登ってきた道は名前から推察するに、札所を順番に回れるように明治時代になってから作られた巡礼道ということでしょうか。

秩父で遊ぼう!-尾根
尾根の上を少し歩くと、すぐに森を出て明るいのどかな風景へと変わります。

秩父で遊ぼう!-一三地蔵
ほどなく小高い場所に並ぶ一三地蔵に到着。

秩父で遊ぼう!-一三地蔵
西秩父とを隔てる小鹿坂峠というこの場所、吉田地区で蜂起した民衆が秩父市街に流れ込む前にこちらに集ったという秩父事件に関してのエピソードがあるようでございます。

秩父で遊ぼう!-眺望
現在は建物があるせいで残念ながら眺望が半減しておりますが、当時は武甲山の裾野に広がる秩父盆地の情景を丸ごと見渡せたことでしょう。
反乱軍と呼ばれながら精神的な気高さを評される側面も持つ彼らは何を思って見つめていたのでしょうか。

ひっそりとしたこの古道は、時空を超え江戸や明治の人たちと同じ目線で空間を共有しているような気分に浸ることが出来ます。
湿った森の香りと情景は、せわしない日常から離れゆっくりとした時の刻みへと変えてくれます。
市街から近いので少々意外な感じが漂うシチュエーションで、車社会な地元ではかえって知らない方が多いように思います。
これが様々な情景を織り成しながら札所25番まで続きます。

で、話は戻りますが前出の観光振興課の仕事といえばイベント会場でのPRみたいな華やかなイメージを抱きがちですが、このように文字通り泥臭い地味な作業も精力的に行ってくれているようです。
そんなおもてなし心いっぱいの秩父路をぜひご体感いただきたいものでございます。

●ガイドマップ
明治巡礼古道・中山みち
十三地蔵
※ページ内の住所をクリックで場所確認できます。

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