我が家の夏旅! 日本最後の清流 四万十川への道程⑧ 口屋内の昼下がりに思うこと | まろよさ ~季節の風景と祭り 20年間の思い出と共に~

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口屋内大橋

 

四万十へ来ると必ず寄るところです。

 

トラス橋の赤と、四万十の碧の対比が美しい。

 

今年は水嵩が多目で、

淡いグリーンの水面が見れました。

 

いつもと違うのは遠くに見える屋内大橋(沈下橋)に

人気がないことです。

 

折から重なる豪雨によって

多くの沈下橋が被害にあっています。

 

岩間の沈下橋も、以前に橋梁が流されただけでなく、

橋げた自体が川底に沈下してしまい、

うねってしまっていました。

 

 

 

京都岩清水の近く、木津川にかかる

上津屋橋(流れ橋)という橋があります。

沈下橋同様、大水に対しての工夫がなされた橋で、

橋板が流されて、橋脚が残るようにされたものです。

 

↑上津屋橋(流れ橋)

時代劇などの撮影でも使われていた、

総木製の長い橋でしたが、

近年、修復に税金が使われすぎるということで、

鋼鉄の橋脚に作り換えられてしまいました。

 

 

地元住民の足としての役目も、

すぐ近くにできた立派な道路橋があり、

その仕事を終えた橋ではありますが、

以前の姿を知る者としては、

複雑な思いのある出来事でした。

 

現在の四万十の沈下橋は、

コンクリート造りではありますが、

そのそれぞれの川と共にある姿が美しく、

四万十最大の魅力ではないでしょうか。

 

今の姿を留めつつ、

なんとか、復旧していって欲しいと

強く願います。

 

 

昔は良かったと、年寄りくさいと言われても、

やっぱり昔は良かったと、今回その念が増しました。

 

温暖化の影響がこのようなところにも及ぶことになるとは、

学生当時は、欠片も思っていませんでした。