タイ国鉄の美しい駅、フアランポーン。
この駅は「バンスー中央駅」の新設に伴い廃止される予定だった(2021年の12月に廃止記念イベントのスタンプラリーに参加したことがあるよ)
しかし、タイの良さが発揮されたというか廃止はうやむやになり、結果まだフアランンポーン駅は近郊メイン電車が発着しております。
ちなみにバンスー中央駅は王様の命により「クルンテープアピワット」に名前が変わったがバンスーで通じるというか通っている。
さて、先日電車でバンパイン宮殿に行くのには早めに駅についた。バンパインはアユタヤのちょい手前だから近郊電車なのだ
天井が高くてアーチが美しい駅は竣工1916年。こっちは券売カウンターがある待合ホール。エアコンつき。
両脇2Fにはカフェがあり(AmazonとBlack Canyon)、少し高い位置から全体が見られる。
今回はCafe Amazonで濃いコーヒーを飲む。
のんびり上から景色を眺めていて気がついたよ。つきあたり、時計の下の扉は通常閉じていることが多いんだけど、この日は開いていた。
めずらしいな。
せっかくなので外に出てみる。
右手側にミュージアム兼ショップがあるよ。手前から鉄道ゆかりのブツがちょこちょこ設置されている。
ドアを開けて入ると、手前に小さな鉄道グッズ販売コーナー。
駅看板ふうのスマホ立て(眺めてたらおじさまが解説してくれた)119バーツ。
これは…文鎮?(奥側)もちあげるとズッシリ重い
「これ見て」と案内されて見るとレールのまくら木に打ってある楔(くさび)を加工したものだそう。ひとつ1,000バーツとのこと。
↓この、打ちつけたやつの再利用だね。
奥はこじんまりしたミュージアムになっており2階もある。
これらすべてのモノが現役だったのね。
ここにくる外国人がめずらしいらしいのか、オジリナル電車Tシャツを着たおじさまに話しかけられた。親切にも最初のおじさまと2人かかりで説明してくださる。
私の英語とタイ語は怪しい。
いろいろ想像しながら聞いたよ。
壁にサラッと飾られているペーパーは英語で書かれており、サインは駅内にもかかげられた写真の方のものだそう。ふむふむ…PJって書いてあるな。
右手の写真の、座っている男性だ。
帰って調べたところ、このお方はラーマ5世の息子さん(つまり王子)で、近代列車運行の父と呼ばれているそうだ。Prince Purachatra Jayakara。なるほどPJだねぇ。
知らないとは恐ろしいもので、タイ人ならちゃんと王族用の呼称を使うところだったのかも。わかってなかったよ。
これらは昔ファランポーンにあった国鉄ホテルで使われていた配膳道具たち(各地に国鉄ホテルがあったそう。ホアヒンにあったホテルは現在はセンタラグループが運営しています)
参考↓
「ごらん、ここにガルーダのマークがついているだろう?」銀のボウルなどに羽を広げた形のマークがついている。
「そうだ、君は駅ホームのステンドグラスを見たかい?あれもね、ガルーダを表しているんだよ」
そういえばタイの国章はガルーダだった
そしてタイ鉄道のマークもガルーダらしき形だ。国営だもの、似たモチーフになるよね。
こちらはタイ鉄道のマーク。
そんな解説をたくさんいただきありがたかった。私は待ち合わせの時間が来たので礼を言って外に出た。
おじさまからもらったパンフレット。
「これ、僕」といわれて見た彼は館長さんであった。相当偉いひとだったのでは。英語も堪能な気さくな方でした
駅ホームのステンドグラス。このイエローがガルーダなのね。勉強になったよ。
![下三角](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/529.png)
![下三角](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/529.png)
![スター](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/672.png)
![指差し](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/602.png)
![飛び出すハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/610.png)
それからちょっと話がズレるけど、去年1月にオープンしたタイ鉄道車両を使ったインターコンチネンタルホテルの記事を見つけたよ↓ カオヤイにある。
素晴らしいセンス。泊まってみたいなー
長くなってしまった。
お付き合いありがとうございます〜
2021年末スタンプラリーした記事はこちら