(「曇りだけど暑かったです」とビーグル犬まろさんオス9歳)
昨日は出遅れたのと暑そうだったので行かなかった開成町のあじさいまつりにビーグル犬まろさんを連れて、今日、行ってきました。
(開成町あじさいまつり実行委員会公式ホームページ 水田を彩る5000株のあじさい – 虹色の田園風景を歩こう。開成町あじさいまつり。楽しいイベント盛りだくさん。 (kaisei-ajisai.com))
ビーグル犬まろさんは、昨日「お出かけは行かない」ということにしたら、前日からお出かけを楽しみにしていたらしく、ほぼ9年間、まろさんと家に一緒にいて聞いたこともなかった遠吠えを「ゥオーーーー」と恨みたらしくしだしたので、どうしても行くことにしたのでした。行く直前のWNIの天気予報の雨雲レーダー予想は開成町あたりは今日は雨が降るのではないかということでしたが、「雨が降るならかえって暑くはならないから好都合かも」というのも頼りに、まろさんが濡れたときのタオルも積み込んで出発しました。
現地近くになって、最初にあてにしていたあしがり郷瀬戸屋敷近くの駐車場は既に満車、仕方ないので「有料駐車場」の表示を頼りに進みます。でもなかなかその駐車場が出てきません。「道を間違えた?」と田んぼの中の道でもと来た道に方向転換して戻ろうとしたのですが、逆向きに行こうとすると狭い道をどんどん来る自動車たちとすれ違わなければいけないので、それも難儀だなと思い直して、他の自動車が多くいく流れにそのまま合流し直しました。
そうするとしばらくの後、ようやく有料駐車場が見えました。ただし最初のは入り口が妙に狭かったのでパス。さらに少し走るとまた有料駐車場があって、結局はそこに入れました。
その駐車場、なんとラッキーなことに道を渡って少し行くとあじさいの生えているところに直結していたのでした。
今回、行ってみて感じたのが、田んぼの傍のあじさいの品種がなんだか凄く増えた気がすることでした。
以前は会場内で売っていた沢山の種類のあじさいの鉢植えが、田んぼの脇に植えられているような感じです。少し前までは「この田んぼのこの面の並びはずっとアナベル(白いあじさい)、あっちの面は水色のあじさい」みたいだった(私の記憶では、です)のが、並んでいる一株ごとに品種が違うような感じでした。カラフル、ワンダフル、です。
ビーグル犬まろさんはこのあじさいまつりの会場にくる車内で、嬉しくて興奮してバリケン(移動式の犬小屋)の床をカリカリ掘る動きをし続けていたこともあって、また「着いた!」という嬉しさもあってか、最初っからハァハァと息が上がっていました。
曇りでもそれほど気温が低くなかったので、しばらく歩いたのちに念のためにまろさんの背中を触るとかなり温かかったのでした。そんなまろさんですが、人が見れば「ビーグル犬、かわいい」とか直ぐに言われていました。可愛いというのは一瞬で人に好意をもってもらえるのだから、いつもながら、まろさんのことをなんだか羨ましいと思いました。
非常に驚いたのは、あじさいまつりの音楽演奏などのステージがあるメイン会場で、うちの近所の家の方とばったりと偶然に会ったことでした。「近所の家の飼い犬と同じ種類の似た犬が抱かれているな」と思って見ていると、その抱いている男性の背なかに続いてまさにその家の奥様が。「あ、こんにちは」と挨拶すると先方もご挨拶を返され、まろさんのことを「似たビーグルがいるな」と思っていたそうなのでした。犬連れはまず最初に犬が注目されるので、「ん?この犬は?」と思って顔をあげると人に気が付くという訳で。
しかし、何十㎞も離れた町の催し物、同じ時間にたまたま家の近所のご夫婦と犬、我々夫婦と犬のまろさんが出あうとはなんという偶然なんだろうと大いに驚いたのでした。
以前にも、家の近所の別の人に「箱根で見かけましたよ。犬で分かりました」と言われたこともあって、今回も何十㎞も離れた場所で近所の人とばったりと会ったので「もしかして、私達って実は行動が監視されてる?」「もしかしてこの世の中、トゥルーマン・ショー*?」ととても気味が悪く思えたのですが、監視される理由も全くないのでただただ「偶然の不思議」を感じずにはいられませんでした。昔から「壁に耳あり障子に目あり」と言うが如くに悪いことはできないものです。いや悪いことをしているとは言いませんが。
*1998年のアメリカ映画。生まれたときから知らずに人生を撮影されてきた主人公が真実に気づき、さて...という話。
まろさんはグイグイとリードを引っ張ってきたせいなのか、暑いのか、息遣いも激しく、「じゃ、帰ろうか」と言うと帰り道をもと来たときと逆にまっしぐらに進んでいきます。まろさんも帰り道をちゃんとチェックして覚えていたのです。優秀な犬だと思います。駐車場はお気に入りの瀬戸酒造から離れたところなので、瀬戸酒造で酒を買うのを諦めたのが少し心残りでしたが、なあに昔より瀬戸酒造の酒を扱う小売店が増えたようなのでそちらで買えば良いのです。
帰る時間は昼間であと少しかなということころでしたが、私達が入れた駐車場は既に「満車」になっていました。
まろさんも、車内のバリケン(移動式犬舎)の中で息をととのえ、また穴を掘る動作をバリケンの中でしてから、疲れたのか後は落ち着いて寝ながら家路についたのでした。
美しい開成町のあじさいに癒され、ビーグル犬まろさんの元気な様子に癒され、充実した小旅行気分を味わえた休日でした。