おはようございます。
オンライン語学講師をしております。
朝のコーヒーで1日が始まります。
教えるメインは日本語や韓国語、ときどき英語も教えております。
英語。
韓国でも必須科目であり、親が目をきらきらさせて、早期教育を!英語を身に付けないと将来大変なことになる!という強い意志を持って英語教育に関わっています。
あちこちに英語塾があるし、英語幼稚園もあるし、早期留学させる人もいるし、英語ができるとステータス上がるイメージです。
確かに、英語ができれば就職の際チャンスは広がるし、世界も広がります。
私自身も高校の時、1年間アメリカに交換留学。
社会人になってから、日本語教育に関わるために、アメリカの公立小学校で1年間働きました。
現地に住むことで聞き取りの能力や生活で使う英語の言い回しなどは、ぐんと伸びました。
何より刺激的でしたね。外の世界が。
親に禁止されていたハンバーガーが毎日夢のように食べられて、気持ち悪くなったり、
学校の活動が本格的で、スクールミュージカルで舞台に立ったり、
キリスト教の方が多くて、人間は昔猿だったと言ったら、本気で怒られたり、
高校生の友達が車運転できたので、乗せてもらったり… 90年代後半のアメリカでした。
ぶりちゃんとか、バックストリートボーイズとか。
さて、韓国の英語の授業ではどんな教科書で勉強しているのか。
小学校の場合は活動中心で、ゲームなどを取り入れて楽しく勉強しています。
単語の試験などはありますが、そこまで厳しくなく、塾に通っていなくても授業に追い付いていけるし、活動がメインです。
中学になると、お勉強モードになりますが、文法や単語など小学生の頃に厳しくやっていなかった部分が大量に出るので、塾などでこの学習スタイルに慣れていないと、英語学習が苦しくなります。
でも、怖くて厳しい世界なのか、といえばそうではありません。
英語の教科書、おもしろいです。
グローバルな視点で異文化交流というテーマが多く、自国の文化を紹介したり、他国の文化を習ったり、そんな内容がメインです。
へ~~そうなんだ。という発見もあり。
今まで、各国の給食事情やSNSについての意見、迷信などのテーマを見てきました。
中国ではプレゼントに傘をあげてはいけないとか。(漢字が別れると同じ意味らしいです)
イギリスではピースのサインを裏返すと、悪い意味になるとか。
インドでは色のついた粉を投げつける祭りがあるとか
ここは韓国なので、自国の文化も英語で言えるように韓国の文化にも触れています。
ちなみに、韓国はアメリカ英語です。
単語を覚えるのは苦行ですが、その先に英語ができると読めるもの、話せる人、見られるものがある!という広がりがわかると、英語はおもしろくなっていくと思います。
ただ、その環境がないなと思います。
全てが韓国語でできるし、英語で何かする必要は、生活レベルにおいて、全くなしです。
ヨーロッパで多言語ができる方を見ていると、周りにそのような環境にあり、それが自然と生活の流れに入っている感じがします。ヨーロッパの国々は隣接して、多言語を話す国が多くあるので、島国の日本とは言語感覚が違うかもしれません。
韓国も半島だし、中国には隣接しているけど、ちょっと違うのかな。
だからこそ、機会があれば、子供の時は海外に出て、世界を見て、肌で感じてほしいなと思います。
多感期だからこそ、発見も多いです。
その機会を作るのは親の役目。お仕事、がんばります。