メジャーだろうとアンダーグラウンドシーンだろうと関係なく良質なバンドは腐るほどいる。

Inferiはアンダーグラウンドシーンで活動する、アメリカ産・メロディックデス/メロディックブラックメタル/デスコアバンドです。テネシー州はナッシュビルの出身との事。
※彼らのmayspaceのプロフィールには

「Nashville, Tennessee アメリカ合衆国」

とある。
$maroonhateさんのブログ
カメラInferi「The End Of An Era」


彼らの最新作である「The End Of An Era」に出会い、その内容の凄さに圧倒されました。今や珍しく無くなった感のあるアメリカ産のメロディックなブラックメタルバンド。ただし、Inferiについては、そのメロディックブラックメタル要素が色濃いにもかかわらず、音の性質から見るにデスコアとも捉える事が出来るし、出身がアメリカとくればThe Black Dahlia Murderの名前を引き合いに出しても違和感はそれほど無く、ブラストが使われているのでブラックメタルと呼んでも差し支えはないが、ずっとブラストばかりしているわけではなく、メロディが豊富な楽曲が多く、さらにギターが尋常じゃないくらいに泣きに泣きまくっているので(これがハンパないくらいビックリする程目がハート)、メロデスとも言えちゃう要注目バンド、Inferi。

ジャケットやバンドのロゴは万人受けなどしない、いかにもブラックメタルバンドが使いそうな印象のものでかつ、ありふれたものであり(ジャケットは美麗とは言えるが、マニア受けする程度と言えなくもない)、アルバムを手に取ってもマニアにしか目にも留められず大体の人には敬遠されてしまう不安を感じずにはいられないものであるが、作品の完成度の高さには目を見張るものがある。

とんでもないバンドに巡りあってしまったものだと思わずにはいられない…

myspace:

http://www.myspace.com/inferimetal


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以下に、勝手にアルバム「The End Of An Era」の各曲の解説を書き上げてみました。

(文章が下手ですみませんげっそりあせあせ(飛び散る汗))

#1 The Ruin Of Mankind

イントロ。インストナンバー。壮大なオーケストレーション~重厚なドラムによるオープニングにより、気持ちも盛り上がっていく。
#2 Gatherings In The Chambers Of Madness

1曲目のイントロから突然突撃するかのようなブルータルなナンバーにより、本当のこの作品の幕開けはこの曲から始まる。The Black Dahlia Murderばりの、攻撃的でいて、メロディアスに突っ走るテンションの高さはThe Black Dahlia Murderに対して一歩も引けをとらない。しかもこのバンドの一番の売りでもあるメロディアスなギターソロは早くも劇的な展開を見せる。

#3 The Endless Seige

引き続き2曲目に続いて息もつかせぬ攻撃的でいてまるで聴き手を休ませぬほどテンションの高いナンバー。この曲になって急にブラックメタル色が色濃くなる。ブラストも壮絶を極め始め、まさに怒涛のごとくナイアガラの滝系のブラストが音の塊となって聴き手に襲い掛かってくる。凄まじいの一言でため息しか出ない。さらに、中間に休憩を挟むようなパートに一旦落ち着くが、既にこの時点でこのアルバムがいかに曲の構成の練れた作品であるかが汲み取れる。そしてメロディアスなギターソロを挟み、さらに突撃の手を緩めない。そしてブラックメタル色よりもデスラッシュ色が色濃く反映されつつもブラストの激しさは一層増して行き、テンションも壮絶に高くなっていく。凄まじさは既に3曲目にして高い次元にまで達する。

#4 A New Breed Of Savior

引き続きテンションは相も変わらず高い曲。程よくメロディックなブラックメタル色の要素を纏いながらも、デスコアっぽさをここに来て展開させつつ一つのハイライトを3:12と言う時間にて見せ付ける。それは、この作品の中でも極め付きのギターソロが炸裂するのだ。Inferiが持つポテンシャルの高さをまざまざと見せ付けるかのごとく、まさに彼らの本領発揮といったところか。

#5 Sentenced To Eternal Life【激しさは曲の中でもダントツexclamation ×2exclamation ×2

Inferiと言うバンドは本当にどこまでも攻撃の手を休めたりしないのだろうか?そう思い知らされるほど凄まじい曲だと思い知らされる5曲目。全く持って妥協を許さないバンドである事がこの曲によって証明されている。2:53のギターソロはまさに珠玉の一品であると、断言しても言い過ぎではないだろう。妥協など全く感じさせず、どこまでも曲に於いて隙が無いのだ。

#6 The Warmachine Embodiment

この曲だけは出だしが他の曲とは印象が異なる。そういう意味ではちょっと好みが別れる曲ではあると思う。メロディアスなギターによるオープニングから比較的攻撃的な印象から退いたナンバーではある。しかし曲が進むにつれてやはりその印象はいい意味で裏切られる。スタタタと爆走を始めるには時間はかからない。デスコア要素が中盤あたりから展開され、Inferiらしく猪突猛進に突っ走ってゆく。でも他の曲よりは印象が異なる気がしてならない。爆走をし続ける中に、突然ギターソロを挟み込んでくるパートもこの曲の注目すべきである。

#7 The Warrior's Infinite Opus

インストナンバー。アコースティックギターによる静かなバラードかと思いきや、泣きに徹底したメロディアスなギターが凄まじい。しかも8分台という長さにもかかわらず聴き手を飽きさせないほど練りまれている曲の構成に驚かされる。

#8 Quest For The Trinity

ブルータルでいて攻撃の手をさらに緩める事無き過激極まりない突撃ナンバーの8曲目。まさにデスコアとブラックメタルの境界線に立つナンバーで、Inferiらしい曲であると言える。中盤の邪悪な印象を持つミドルテンポのパートから突然突撃モードに切り替わりつつ、3:27から繰り広げられる、この作品のハイライトと言っても差支えが無いギターソロのパートに雪崩れ込む様は圧巻の一言。

#9 Forged In The Phlegathon

デスコア色の色濃い出だしが印象的な曲。この曲もテンションは高く、突っ走る様はやはり圧巻。勢いの手は休めることなく終盤に差し掛かっているのにもかかわらずどこまでもブルータルな印象は変わることは無い。2:35からお得意のメロゥな泣きに徹すると言わんばかりのパートを挟みつつ、ミドルテンポにて聴き手の気持ちも盛り上げて行き、再び3:35から泣きに徹したギターソロを披露する。全体的にはデスコア色が強く、ブラックメタルっぽさは抑えられた曲だ。

#10 Cursed Unholy

ピアノとオーケストレーションにて構成されたインストから始まる、本作のラストを飾る曲。しかし1分足らずにて静寂は破られ、メロディックブラックメタルっぽさを前面に押し出した展開からデスコア色のパートに雪崩れ込む。デスコアとメロディックブラックメタルの要素が入り混じった印象を受ける。そして相変わらず突撃するスタイルは最後の曲においても相変わらずと言ったところだ。ブラストを多用しつつもメロディアスなギターも多く登場する。ラストは、デスコアっぽくブレイクダウンパート(?)をかましながらのフェードアウトをしつつ、曲の始まりにて使われたオーケストレーションによるパートでフェードアウトして終わる。

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