Katatoniaというバンドがいる。
ゴシックスタイルのサウンドを身上とするバンドとしては重鎮と言うに相応しいスウェーデン出身の5人組のバンドだ。日本では認知度が低く、そう知られている存在ではない。しかし彼らのキャリアはかなり長く、デビューしてもう18年になる。アルバムの作風は変われど彼らの持ち味というか、ベースとなるスタンスは何年経っても変わることはない。

最近のKatatonia。
そんな彼らが待望の新作をリリースした。
タイトルは「Night Is The New Day」。彼ららしいディプレッシブな雰囲気を漂わせる翳りと耽美的な要素に満ちたサウンドであり、過去の作品から引き継がれている要素を非常に高いレベルで昇華させた堂々たる完成度の高い作品だ。期待を決して裏切らない作品である。

新作「Night Is The New Day」。
彼らは今ではどっぷりゴシックサウンドに浸かったサウンドを身上としているが、過去の作品はそうではなかった。もっと激しく猛々しさが目立つサウンドで、どこか聴き手を突き放している印象さえ抱きかねないサウンド…決して安易に手を出すことを許さない印象があった。それゆえデビューの頃の知名度はたかが知れていた。

デビューEp「Jhva Elohim Meth (The Revival」。耽美的なムードを漂わせるサウンドはこのデビューEpにて確認できる。現在のKatatoniaのサウンドとは印象はかなり異なるが、美しいサウンドには目を見張るものがある。ただしプロダクションに難あり…。
だがそういうアンダーグラウンドの世界にて活動を続ける彼らのサウンドを好む俺が今でも彼らのことを追い続けるには訳がある。それは初期の頃から貫き通すサウンドの美しさが今でも輝き続けていることに心を何度も奪われるからだ。初期の頃のサウンドはチープで粗さが目立っているし、決してメジャーな楽曲ではなかったかもしれない。人に勧めたとしても受け入れてくれるほどの魅力がないかもしれない。しかし、曲に満ちたる耽美的なサウンド、深く優しきボーカル、「動」の存在感より「静」の存在感が圧倒している…など、彼らにしか創り出せない独特のサウンド…前作「The Great Cold Distance」の延長上ではあるが、さらにOpethのようなプログレッシブな楽曲に近い作風となった印象を受ける。

前作「The Great Cold Distance」セッション時の頃のKatatonia。
だがいまだに国内デビューはされていない。国内で知名度がある同じスタイルのサウンドを持ち合わせる代表的なバンドといえば、先ほど挙げたOpethに、Paradise Lost、Anathema、My Dying Bride、The Gathering、Theatre Of Tragedyなどなど…上げればきりがないほど数多くはいるが、Katatoniaは未だデビューはしていない。最後の大物としての扱いを個人的にはしているが、それも時間の問題かもしれない。
個人的には現在の「ゴス」路線は未だ否定的だ。「否定的」というのは、Katatonia名義でのリリース、と言う点。Katatonia以外がやれば問題はない。今作と2ndの「Brave Murder Day」までのメロディとは全く別物であり、未だ「Brave Murder Day」の放つメロディの魅力こそKatatoniaに求めるサウンドである。おそらく同じサウンドを他のバンドが引き継ぐような可能性はゼロに近い。「Brave Murder Day」のようなサウンドはKatatoniaにしかできないだろう。だからこそ未だにKatatoniaに拘ってしまう。「Brave Murder Day」の中でも強烈なのが#2「Murder」だ。決して派手さはないが、メロディの扇情の力は半端ではない。胸が狂おしくなるほど悲しくて美しい。OpethのボーカルMichael全面参加という変則的なメンバーで作り上げられた。1996年リリースだが、その魅力は何年経っても未だ衰えることはない。
【Discography】
1stEp…Jhva Elohim Meth (The Revival) EP
1st…Dance of December Souls
2ndEp…EpFor Funerals to Come EP
Split Ep…Scarlet Heavens SPLIT LP
2nd…Brave Murder Day
3rdEp…Sounds of Decay EP
3rd…Discouraged Ones
4thEp…Saw You Drown EP
4th…Tonight's Decision
5thEp…Teargas EP
5th…Last Fair Deal Gone Down
6thEp…Tonight's Music EP
6th…Viva Emptiness
Best①…Brave Yester Days
Best②The Black Sessions
7thEp…My Twin EP
7th…The Great Cold Distance
8thEp…Deliberation EP
8thEp…July EP
Live…Live Consternation
9th…Night is the New Day
ゴシックスタイルのサウンドを身上とするバンドとしては重鎮と言うに相応しいスウェーデン出身の5人組のバンドだ。日本では認知度が低く、そう知られている存在ではない。しかし彼らのキャリアはかなり長く、デビューしてもう18年になる。アルバムの作風は変われど彼らの持ち味というか、ベースとなるスタンスは何年経っても変わることはない。

最近のKatatonia。
そんな彼らが待望の新作をリリースした。
タイトルは「Night Is The New Day」。彼ららしいディプレッシブな雰囲気を漂わせる翳りと耽美的な要素に満ちたサウンドであり、過去の作品から引き継がれている要素を非常に高いレベルで昇華させた堂々たる完成度の高い作品だ。期待を決して裏切らない作品である。

新作「Night Is The New Day」。
彼らは今ではどっぷりゴシックサウンドに浸かったサウンドを身上としているが、過去の作品はそうではなかった。もっと激しく猛々しさが目立つサウンドで、どこか聴き手を突き放している印象さえ抱きかねないサウンド…決して安易に手を出すことを許さない印象があった。それゆえデビューの頃の知名度はたかが知れていた。

デビューEp「Jhva Elohim Meth (The Revival」。耽美的なムードを漂わせるサウンドはこのデビューEpにて確認できる。現在のKatatoniaのサウンドとは印象はかなり異なるが、美しいサウンドには目を見張るものがある。ただしプロダクションに難あり…。
だがそういうアンダーグラウンドの世界にて活動を続ける彼らのサウンドを好む俺が今でも彼らのことを追い続けるには訳がある。それは初期の頃から貫き通すサウンドの美しさが今でも輝き続けていることに心を何度も奪われるからだ。初期の頃のサウンドはチープで粗さが目立っているし、決してメジャーな楽曲ではなかったかもしれない。人に勧めたとしても受け入れてくれるほどの魅力がないかもしれない。しかし、曲に満ちたる耽美的なサウンド、深く優しきボーカル、「動」の存在感より「静」の存在感が圧倒している…など、彼らにしか創り出せない独特のサウンド…前作「The Great Cold Distance」の延長上ではあるが、さらにOpethのようなプログレッシブな楽曲に近い作風となった印象を受ける。

前作「The Great Cold Distance」セッション時の頃のKatatonia。
だがいまだに国内デビューはされていない。国内で知名度がある同じスタイルのサウンドを持ち合わせる代表的なバンドといえば、先ほど挙げたOpethに、Paradise Lost、Anathema、My Dying Bride、The Gathering、Theatre Of Tragedyなどなど…上げればきりがないほど数多くはいるが、Katatoniaは未だデビューはしていない。最後の大物としての扱いを個人的にはしているが、それも時間の問題かもしれない。
個人的には現在の「ゴス」路線は未だ否定的だ。「否定的」というのは、Katatonia名義でのリリース、と言う点。Katatonia以外がやれば問題はない。今作と2ndの「Brave Murder Day」までのメロディとは全く別物であり、未だ「Brave Murder Day」の放つメロディの魅力こそKatatoniaに求めるサウンドである。おそらく同じサウンドを他のバンドが引き継ぐような可能性はゼロに近い。「Brave Murder Day」のようなサウンドはKatatoniaにしかできないだろう。だからこそ未だにKatatoniaに拘ってしまう。「Brave Murder Day」の中でも強烈なのが#2「Murder」だ。決して派手さはないが、メロディの扇情の力は半端ではない。胸が狂おしくなるほど悲しくて美しい。OpethのボーカルMichael全面参加という変則的なメンバーで作り上げられた。1996年リリースだが、その魅力は何年経っても未だ衰えることはない。
【Discography】
1stEp…Jhva Elohim Meth (The Revival) EP
1st…Dance of December Souls
2ndEp…EpFor Funerals to Come EP
Split Ep…Scarlet Heavens SPLIT LP
2nd…Brave Murder Day
3rdEp…Sounds of Decay EP
3rd…Discouraged Ones
4thEp…Saw You Drown EP
4th…Tonight's Decision
5thEp…Teargas EP
5th…Last Fair Deal Gone Down
6thEp…Tonight's Music EP
6th…Viva Emptiness
Best①…Brave Yester Days
Best②The Black Sessions
7thEp…My Twin EP
7th…The Great Cold Distance
8thEp…Deliberation EP
8thEp…July EP
Live…Live Consternation
9th…Night is the New Day