オタクの生存記録

オタクの生存記録

ゲームの感想など

 昭和クローズドサークル・ミステリー×BLノベルゲーム大穢(完全版)を全ルートプレイし、大いに狂わされた。有明と大崎のぬいぐるみまで作った。

 

 ここから先は本編のネタバレを含むので、未読の方はぜひ先に大穢をプレイされることおすすめする。以下は、初見のライブ感をそのままに感想を書き連ねたので、読み直すと的はずれな考察があったりもするが、ご容赦願いたい。

 

 

◇有明Bエンド

 有明が好きだ。好きすぎる。魔性の男である。

 

 初手で好感度マックスヒロインムーブをぶちかまされ、大崎とともにプライヤーもあっさり陥落した。有明のあらゆる言動すべてを疑うことがなかった。あったとしても、可愛さに押し流されて全部忘れた。有明が泣けば胸を締め付けられ、同時にドキドキした。

 

 有明との濡れ場を見るために、数多のギスギスタイムを乗り越えたが、お出しされたのは、人を人とも思わない悪魔だった。

 有明という男は情熱的に大崎を愛する一方で、自分の思う通りに誘導しようとする毒婦(男)である。まさにファムファタ男。そのギャップにさらに心臓を鷲掴みにされる。有明自身のキャラ性とストーリーの合致にも魅了された。これはすごいシナリオだ。

 

 洞窟の中で、お互いに心のうちを見せ合って、よしよししあうシーンには大変な色香があった。めちゃくちゃな状況の中、灯台で有明が乳首を見せてきたときは正直今それどころじゃなくない!? と思ったが、受け優位の倒錯的な濡れ場は大変素晴らしかった。

 大崎が有明を襲っているように見えて、実は有明が大崎に襲わせているという絶妙な力関係が最高。大柄な攻めに対して、体格で劣る受け側が、精神的な主導権を握っているシチュエーション、大好物すぎる。

 

 有明が悪魔だと知りながらも、彼を愛してしまった大崎は、有明のために自分の倫理観を投げ捨てる。体格が良くて力がある男が善性を放棄してしまったら、まあそうなるよなという展開に。純粋な暴力の前では、拳銃のような小手先の武器が役に立たないのも無慈悲で良い。

 

 わりと早い段階で、大崎の認知の歪みには気づかされていたけれど、まさかここまで非道だとは思っていなかった。青海さんが正しかったのだ。

 大崎が完全に味方についてからは、あまりに嘘つき放題のやりたい放題で、まだ施主だったと言われたほうがマシだと思える酷さである。なにもかも有明の思い通りになって悔しいのに、それでも憎めないのは、有明を好きになってしまったからだなぁと、大崎と同じ気持ちを味わった。

 

 有明は初回攻略ルート固定キャラとしては、かなり癖が強く、好みが分かれそうな造形をしてる。それが私にとってはど真ん中ストレートで、とにかく可愛い、恐ろしい、可愛いと情緒を反復横跳びさせられた。有明は優しく、愚かで、大崎のことが大好きな、とても可愛い男なのだ。

 

 

◇新橋エンド

 固定ルートを終え、最初の分岐の向かう先が新橋エンドだった。 

 有明ルートとは展開が大きく変化し、竹芝さんが毒を盛られずに助かった、やったー! と思いきや、なんと代わりに有明が苦しみだす。とんでもないほら吹き男だが、プレイヤーも大崎もすでに目が曇っているため、嘘でよかった、毒で苦しんでる有明さんはいなかったんだとひと安心である。

 「新橋さんの味方をするんですね」のくだりでかなり焦ったが、有明はたくましいので大崎にすり寄ることを諦めないでいてくれてよかった。大崎に媚びる有明を見るために大穢をやっているからね、私は。

 

 有明Bの直後に読んだので、竹芝さんと青海さんの共犯関係も、竹芝さんが生きていればそうなるよなと納得できて面白い。

 ボートが水没しなかったことには驚いた。じゃあ、なんで豊洲さんは水没したんだ? 新橋ルートの豊洲さんはどうなったんだ? 気になる…。

 

 濡れ場がないまま島を出てしまったため、新橋さんとは無いのか、まあそういう感じじゃなかったし…でも、どこか見落としてた選択肢があったかな、といろいろ考えていたら濡れ場が始まった。大崎、性欲に流されすぎである。有明との濡れ場とは打って変わって、強引であるが甘々なラブシーンだった。これは新橋さんが可愛いから仕方ない。

 

 新橋さんは終始上品な飼い猫のようだった。銃の安全装置を、撃とうとした相手に教えられるところとか、可愛すぎた。

 有明や青海さんが中性的な雰囲気を持ちながら意外としっかり男なのに対して、新橋さんはずっと可愛い。この独特の可愛さは女性的というよりは、やっぱり猫っぽさなんだろう。サバ缶大好きだし。

 

 大江杏が死んだときのことなど、新橋エンドを見たらわかると思っていたことが、最後まで読んでもあんまりわからなかった。次のルートに持ち越しだ。

 

 

◇青海エンド

 罪状の交換を行わず、台場静馬を演じ続けるという、有明Bエンドとは大きく異なる進行に分岐。このゲーム、かなりの文章量があるぞとワクワクした。

 

 汐留にキャラメルをあげるシーンで、有明が本性をチラ見せ。穏やかながら冷たい口調と、大崎にすり寄る汐留にいら立つセリフがとても良かった。声優さんすごい。

 

 有明の死は衝撃的だった。新橋ルートでのらりくらりと生き残っていたから、てっきり有明は真ヒロインでノーデスなのだと思っていたが、そんな都合のいい話はなかった。死ぬ前夜の、寝床で抱き着いてくるスチル、可愛かったな…。大人しそうで、弱そうで、片腕を怪我している男を襲うだなんて、とんでもない話だ。誰が相手でも殺人はとんでもないが。

 

 殺人鬼だし、なんとなく汐留が犯人だと思っていたら、まさかの竹芝さんが実行犯。思い返せば前のルートでも市場前さんをめった刺しにしていた。有明Bルートで早々に退場したことが惜しまれる活躍っぷりだが、有明を殺したせいで、大崎には酌量の余地なしとされてしまった。

 ちょいちょい挟まれる、大崎の中で神格化された有明の描写に、にっこりしてしまう。

 

 ネットの噂で、大崎が青海さんを暴行するシーンが変だと聞き及んでおり、一体どんな展開なんだと期待していたら、やっぱり変! そうはならんやろと! どういう感情なんだ。

 

 今回は適度な大きさの狼煙を上げ、最高人数で生還。謎は全然解けないままだが、たくさん生き残れたのはいいことだ。本当は生き残れさえすれば、謎なんて解く必要ないのだ。読者である我々は気になるけど。

 

 物騒な持ち物と銃の扱い、身のこなしなど、いろいろな要因から、青海さんはかたぎじゃないと思っていたので、本当にただの音楽教師で笑えてしまった。こんな音楽教師がいてたまるか。

 青海さんが罪状を求めていた理由がわかり、それを燃やしてしまったら、まあ恨まれるだろう。有明Bルートの青海さんは、早々に目的を果たして、あとは死ぬだけみたいな状況だったんだな。それを実行したのが、新橋ルートだったと。

 

 死にたい気持ちが日常すぎて、当然のように明日の予定があるの、生の生々しさがあっていい。弓道部の合宿も生きる理由にならないなら、大崎の愛なんて、青海さんにとっては何の意味もないのだろう。愛なんて、青海先生はとっくに持っていたのだ。大崎に新木場さんや品川君がいるように、青海さんにも職場や家族が居場所としてちゃんとあるのがいい。

 それでも死にたいと思ってしまう、人を殺せてしまうほどの父親への執着が、痛ましくもいとおしいエンドだった。

 

 

◇汐留Bエンド

 船野さん殺しの犯人を詮索せず、汐留を野放しにするルート。真実から目をそらし続ける大崎は、これまでのルートとはかなり毛色が違って新鮮だった。衝撃的なシーンが多く、パニック映画のような雰囲気が強くて良かった。

 

 船野さんの死体を遺棄するとき、押し付け合いの雰囲気の中、大崎の次に青海さんが手を挙げてくれたのが嬉しかった。青海さんの善性に触れるたびに、この人が父親の名誉のために計画的な殺人を…と青海エンドの味が深まる。

 

 台所に立てこもるところで、有明と汐留のどちらかを選ばされる。どちらを選んでも同じ展開になるのだけど、最後の最後に大崎の選択として有明を信じることも、裏切ることもできるのが良い。有明の罵倒にはゾクゾクした。

 

 祖母の真意がわかるのは確かに救いだったが、新木場さんと品川君を失ってしまうのは辛かった。新木場さんを裏切り、化け物として生きることを決めた点は、有明Bに近いかも。

 読み終わったあとに最初の画面が緑色になるのは、エンド後も汐留に呪われたままということの表現だろうか。青ヶ島に移ったあとの、2人の生活が読みたくなる終わり方だった。

 

 

◇竹芝エンド

 竹芝さんってアホだな!? 日出くんのためにいっぱいいっぱいで頑張ってる姿が可愛くて、つい他のルートでの数々の暴挙を許してしまう。

 しんぶんじゃんけんのあたりから、このルート、様子がおかしいぞと気付く(遅い)

 まさか大穢でこんなに笑うとは思わなかった。じゃんけんで大崎が普通に負けたきは、腹がよじれるくらい笑った。 

 

 有明と対立する場面が多く、いら立つ有明をたくさん見られて嬉しい。どうして僕の味方をしてくれないの、と本気で思ってそう。嫉妬に狂う有明が可愛すぎて…付き合ってもいないのに彼氏面が過ぎる有明、大変可愛いです。

 

 ボートの上で裏切るも、大崎に普通に取り押さえられ、また腹がよじれるくらい笑った。大崎が竹芝を締めてるスチルが良すぎる。あの一枚だけで一生笑える。

 いくらナイフがあるとはいえ、大崎にサシで挑むのは無謀すぎるよ…やるなら不意打ちでグサッといかないと(有明Bです)

 

 濡れ場の描写が、ライターさん変わった?ってくらい雰囲気が違う。竹芝さんの過去はシリアスなのに、文章の雰囲気はコミカルで、竹芝さんらしさが光っている。大崎の暴力性は添えるだけの、甘々なラブシーンだった。

 

 クリア後に読める登場人物紹介で、竹芝さんが片思い中の女将は美人局だと判明。紆余曲折はありつつも、幸せな未来が続いてくれそうな良い終わり方だった。船野さん以外誰も死んでないし、ここまでプレイした中ではベストエンドといえそう。

 

 

◇市場前エンド

 読後感がしんどすぎて、クリアしてから感想を書くまでに一日置いた。有明Bとほぼ同じ道をたどりながら、市場前さんに有明を殺されてしまうエンド。初見有明Bのしんどさを思い出すとともに、さらに上をいく人の悪意を味わえる。

 

 井戸の中で遺体を見つけるシーンはぞわぞわしたし、井戸の中から有明を出そうとする大崎に、胸が痛くなった…このゲームで一番好きなのは有明だが、一番可愛いのは新橋さんだと思っているので、新橋さんが無残な目に遭っているのも本当に悲しくて…市場前さん、邪悪すぎ。

 

 この流れでの濡れ場、苦しくて全然楽しめないよ…と思いきや、でっか!! でかすぎる。胸筋が。思わず深夜に叫んでしまった。シャツを脱がされた市場前さんがムチムチすぎる。他の攻略キャラがわりと華奢めだったので、そういう絵柄なのかと思っていたら、まさかのここでムチムチの登場。くろさわ凛子先生の性癖の幅すごい。御年63歳でこの体格、これは大崎よりも長生きしますわ(登場人物参照)

 

 静馬さんとの屋上のシーンがとても好きだ。よく晴れた青い空に、絶望する大崎を抱きしめる静馬さんのスチルがすごく良い。

 新木場さんと品川君以外に、こんなにも大崎の生を望んでくれる人がいることが嬉しい。静馬さんが真ヒロインなのでは? 有明なんてやめて、静馬さんにしな、大崎。しかし、静馬さんにもなにやら秘密がありそうで…市場前さんが大崎を佐清と間違えたフラグが、ここにつながって面白い。

 

 妻の明子さんも、かなり良い女だった。大江の女はみんな強い。市場前さんも奥さんもタフすぎて、大崎の手には負えない強敵だった…

 

 

◇汐留Aエンド

 壊された電話を、自力で修理するルート。まさか電話が直せるとは思わず、意外な展開に驚いた。大崎、積極的になれば結構なんでもできる。

 

 汐留に好きバレして、キレる有明が可愛い。汐留の犯行がかなりの割合で偶然の産物だということが判明したが、今思えば有明Bエンドもかなりピタゴラスイッチだったな、と今では思う。運命の男みたいな顔をしているが、すべての攻略対象のフラグを折らないとたどり着かないルートでもあるという。

 

 まさかの施主がここで判明。不勉強ながら「そして誰もいなくなる」は未読なので、ネタバレ状態ではあるけど、読みたくなった。

 

 他のルートでも汐留が逮捕される展開はあるけれど、そのときは大崎さんが迎えに来てはくれないんだな、と切なく思った。罪を償うということに、正攻法で向き合った良いエンドだった。

 この汐留は、きっといいお嫁さんになってくれるだろうBエンドでは散々な別れになってしまった品川君と、こちらでは和解できそうでよかった。品川君は本当に健気で、いい子だなぁ。

 

 登場人物紹介から、汐留Bでも誠実にシャーマンとして頑張ってることがわかり、嬉しい。

 

 

◇豊洲エンド

 ついに施主が判明したが、謎の共犯者の存在が明らかに。ここまで無罪の被害者だった日出君が突然怪しくなってくる。

 

 船野さんの死に干渉できたのも、新鮮で面白かった。やっと船野さんを生存させられそうで嬉しい。日出君が死んだのは結構ショックだったので、嘘でよかった。ホラーとはいえ、子供がひどい目に遭うのは忍びない。汐留は巻き込まれ事故で本当に可哀想だった。

 

 施主としての豊洲は、用意周到でありながら、大胆な一面もあり、予想されていた犯人像に合致していて伏線回収が美しい。豊洲さんを抱きしめて助けを待つスチルが、すごく良かった。

 十分な食料があったとはいえ、あの小屋に詰め込まれて、仲良く生き残れたのはすごい。有明も頼りの大崎がいないと大人しいのかな(失礼)

 

 変なところで分岐するんだな、と思っていたら、最後に新木場さんに息子として愛を伝えられたのが良かった。

 

 

◇有明Aエンド

 最後まで取っておこうと思っていたけれど、我慢できずに見てしまった…有明Bの最後のほうから分岐するため、文章量は少なめ。灯台での唐突なラブシーンを回避することで誠意を伝えたつもりが、有明には拒絶だと思われていたという流れだ。

 

 ぐいぐいいく大崎と、辛そうな有明の対比が面白く、可哀そうなくらい有明がしおらしい。これからいっぱい愛してあげればいいからね。濃密さでいえば圧倒的にBエンドだけど、Aエンドも良かった。

 

 しかし、平和に終わる豊洲エンドを見た後だと、これだけ人死に出しておいて、2人だけ幸せになってるのは、逆にBよりサイコパスなんじゃないかという気もするが…

 

 

◇日出エンド

 静馬さんに脳を焼かれた。はやくこの男と恋愛がしたい。

 雨の屋上で日出君を煽るシーンが良すぎる。同じ場所で、自殺しようとする大崎を救った世界線もあると思うと、本当に脳が焼かれる。嘘くさい悪行から、色気がダダ洩れである。

 

 未成年相手なので恋愛色は薄めだったが、大穢という物語の核心に踏み込むようなルートでかなり読み応えがあった。まさか日出君が主犯というか、言い出しっぺだとは思わず驚き。

 

 実は女の子というのも驚いたけれど、これはBLゲームなのでさすがに誤情報だった。有明、自信満々の推理だったのに、全然頼りなくてかわいい。

 

 有明との関係性も絶妙で、なんと日出君のルートにも関わらず、有明ルートよりもはやい段階で大崎が有明への気持ちを自覚している。なんで有明ルート以外で有明に恋して、しかも振られてるんだ。面白すぎる。

 

 エンド後に大崎の隣でゆっくり大人になってから恋をして結ばれるのも良いし、静馬さんとの敵対関係も続いていくのも良い。

 

 

◇船野エンド

 熱が出た日の夜に見る悪夢のようだった。みんなの様子がずっとおかしかった。

 

 船野さんを裸に剥いて拷問していた新橋さんと竹芝さんが、有明の暴挙に揃ってドン引きしてるところ、あまりに面白かった。性格の悪そうな人がする悪いことより、一見常識のありそうな人がする悪いことのほうが鮮烈だよね。逆ジャイアンだ。

 

 大崎の半裸立ち絵がセクシーだな、と思っていたら、犯罪者たちが急に発情しはじめた。大崎の色気、恐るべし。有明が急にお体綺麗にしますとかなんとか言って、廊下(トイレ?)で盛り始めたのはエロいを通り越して、普通に怖かった。

 

 新橋さんの妄想力と語彙力も凄まじく、あなた普段からそういう作品を嗜んでおられますね、といった風情だった。新橋さんはどのルートでも可愛い。

 日出君のために仕方なくという体だった青海さんも、二人の熱意に当てられてか、途中から謎に積極的に。竹芝さんも包帯を替えてくれるいいおっちゃんかと思いきや、めちゃくちゃ発情していてびっくり。市場前さんまで発情しはじめ、もうなにがなにやら。船野ルートのはずだったよね、これ。とりあえず老人と少年は隔離されているので、安心だ。

 

 結局、何が原因でみんなが発情していたのかわからないまま、島からは脱出。その後静馬さんに報告をするのだが、大崎「交流」しすぎである。あの一晩で全部…? この珍妙な話を、リアクションしながら全部聞いてくれる静馬さん、優しすぎ。だいぶ下世話なリアクションだったけども。

 

 話の流れがあまりに変すぎて、正直船野さんとの恋愛どころじゃなかったんだけど、しっかり船野さんの心も射貫くことができた。このルート、他の攻略対象とも肉体関係が続いているようだけど、心を通わせたのは船野さんだけ、のはず。

 船野さんの心が広いのは言わずもがな、他の攻略対象たちも大崎をシェアすることを暗黙の了解としているのか。やっぱりすごく変なルートだ…

 

 

◇静馬エンド

 真相エンドとしてだけでなく、思ったよりがっつり静馬さんといちゃつけて嬉しかった。

 大切にしたかった相手に勝手に期待して、裏切られ、大切なものを全て失い、臆病になってしまった男、好きすぎる。私はこういう、純粋で強欲な男が大好きなんだ。

 

 がっつり交流していたが、静馬さんにとって大崎と恋愛感情で結ばれることは、きっと大した意味を持っていない。これはBLゲームだから恋愛で終わるけど、静馬さんから大崎への深い愛情はそれだけに収まるものじゃなくて、そこが大崎への恋心に全振りして救われてる有明と対比になっていて美しい。

 

 作中や手紙で語られる大江杏像から、彼女が自殺するような女には思えなかったので、最後の手紙でわかった真実の説得力がすごかった。この真実も、本物の静馬さんが死んでいる以上、登場人物の誰一人としてたどり着けないものになっているのが味わい深い。

 

 

◇まとめ

 大穢は、全ルートクリアした初めてのBLゲームとなった。ノベルゲームとしての完成度の高さがやばすぎる。最初から最後まで本当に素晴らしい作品で、どうしても大穢の感想を語りたくて、このブログを開設したくらいだ。

 満足感と同時に、読み終わってしまった喪失感が大きすぎる。しばらくロスを引きずりそうなくらいの名作だった。

 

 2026年中にSwitch版が発売予定なので、そちらもプレイしたら2周目感想を書いていきたい。