『キャビン』(The Cabin in the Woods)は、ドリュー・ゴダード監督・脚本、ジョス・ウィードン脚本・製作による2012年のアメリカ合衆国のホラー映画である。
コレもソリッド シチュエーション ホラーって紹介されていて、レビューにはキューブっぽい、とあったので早速Amazon prime videoで視聴しました。
が、ソリッド シチュエーションでも無く、全くキューブっぽくない。どこをどう観てこんなコメントが出てくるのだろうか?不思議だ(笑止)
コレは
B級スプラッタホラー好きによる、
B級スプラッタホラー好きの為の、
B級スプラッタホラー映画である。
シチュエーションは閉鎖的では無く、キューブの様な要素は皆無です。
か、着眼点は面白い!
良くある大学生男女、今回は男子、スポーツマンタイプと秀才タイプにラリってるお荷物不思議君(彼がポイントなんだが)。女子は積極セクシー系に清純処女の二人。このよくある組合せがよくあるシチュエーションの森の一軒家へと週末のバカンスに出掛けるのだが、そこには恐怖が待ち構えていて、ひとりまたひとりと無残に殺されていく。
ど定番。
一方でハイテク機器に囲まれた地下の秘密研究所に謎のミッションを担う科学者らしい団体。
どうも彼らがこの恐怖のシチュエーションを作り出している。
なるほど、恐怖のホラーなんて全部人間のハイテクから作り出された虚構なんだよ、と。
B級スプラッタホラーにあるお色気シーンも気温調節とフェロモンガスで統制されている。
で、この状況はアメリカだけでなく、少なくともストックホルムと京都でも繰り広げられていて、ストックホルムでは失敗する。コレはきっとスウエーデンホラーは必ず人間側が勝利するジエンドを揶揄し、日本人は失敗しないってセリフがあるが、それはジャパニーズホラーは恐怖側の勝利が定番である事への揶揄なんだろう。京都では貞子らしいお化けが女子高生を恐怖に陥れている。
そして、日本は残業を厭わず働いているので失敗しないのだ、とコレもお決まり(笑)
なるほどなぁ~これは斬新な着眼点だなと観進める。
しかし、このハイテク研究所の目的は何なんだろう??
お客様を喜ばす、ってセリフも聞こえてきたので陰でこの惨状を楽しんでいる金持ち達がいるのだろうか?
若い男女をゾンビに殺させていくなんてある意味SMショーでもある。
だと、スウエーデンや日本と競ってるのは?
あ、コンペかなんかでより喜ばせた国が報酬アップとか?
と、ストーリー展開を想像していたのですが、外れ!!
もっとB級ホラーらしくトンデモなオチが用意されてました。それと大物女優さんも。
しかし、歴代のスプラッタホラーのモンスターが多々出演し、オマージュされた内容となっているのでB級スプラッタホラーファン垂涎です。
ワタシはB級スプラッタホラーファンではないので、★☆☆☆☆