2月28日、日本共産党区議団を代表して、奥村あきこ議員が一般質問を行ないました。
【質問事項】
1.防災対策について
2.高齢者の居場所について
3.子育て支援策について
その内容を何回かに分けて掲載します。
1.防災対策について
初めは防災対策についてです。
区長の所信表明では、冒頭で元日に発生した能登半島地震に触れ、「常日頃からの備えが十分か点検・整備するとともに、『地域のことは地域で守る』という視点に立ち防災対策に万全を期して」いく、と述べられています。
そこでお聞きします。
この「地域のことは地域で守る」とは「共助」を指しているものだと思いますが、行政として「公助」を後景に追いやるようなことがあってはなりません。中央区民の95%はマンション住まいで、地域コミュニティ形成に課題がある中、こうした「共助」頼みや、経済的負担も大きい災害時の備えを「自助」努力で行うことには限界があると思いますが、いかがですか。
所信表明の中で後述される「災害に強いまちづくり」という部分でも、「公助」という文言は一切ありませんが、公助の役割こそ重要だと思います。いかがですか。
それぞれお答えください。
「自らの生命は自ら守る」という自助、「自分たちのまちは自分たちで守る」という共助、防災関係機関及び区民等の協力を得て、区が有する全機能を発揮して、区民の生命、身体および財産を災害から守る公助が三位一体となって災害対応してくことが、本区の防災対策の基本理念です。したがいまして、区として自助や共助頼みとする考えは有しておりません。
今回の能登半島地震でも、発災直後の消火活動に加え、津波からの避難行動や倒壊家屋からの救出救護、避難所生活での助け合いなど、それぞれの地域で数多くの共助の取組みがなされている。改めて、災害時には地域ごとの共助の取組みが不可欠であり、共助の取組みを全力で支援する公助の重要性を強く認識したところあります。
区としては、今後とも地域防災の要である防災拠点における様々な活動を支援し、地域と区が協働して地域防災力の強化にまい進していく所存です。
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つづいて、「公助の役割」の発揮について具体的に質問しました。
その質問と答弁は次回に・・・