オミクロン株の感染が急拡大しています。

 

厚生労働省が26日に公表した17日以降1週間のクラスター発生件数の集計結果によると、学校・教育施設や児童福祉施設など子ども関連の施設でクラスターが急増しています。

学校・教育施設では前週比317件増加の2315件、児童福祉施設では156件増加の1246件となっています。あわせて473件増、合計3561件となりました(しんぶん赤旗1/28付)。

 

中央区内では、1月17日から23日までの1週間で、

幼稚園、小・中学校の幼児、児童、教員等で85名

保育園の園児、職員等で19名

感染者が報告されています。

1施設で5名以上の感染者(クラスター)が判明したところもあります。

 

中央区教育委員会は、26日に教育長のコメントを発表。

・・・当面の教育活動につきましては、子どもたちにとってかけがえのない学びの場である学校・幼稚園を継続的に運営することが重要であると認識しているところです。そうしたことから、子どもたちの安全安心を念頭に、必要な場合には学級閉鎖や学年閉鎖の措置を行い、小・中学校については子どもたちの発達状況を踏まえ対面授業の補完を一部オンラインで実施するなど、さまざまな創意工夫を重ね教育活動を実施していく・・・

としています。

中央区HP➡オミクロン株の急速な拡大を受けての教育長コメント 中央区ホームページ (chuo.lg.jp)

 

学校などで同じクラスで感染者が出ても、「濃厚接触者」といわれない限りPCRなどの検査の対象になりません。

感染の不安の解消のためにも、無症状の感染者を早く見つけて保護する対策を進めるためにも、検査の拡大が必要です。

 

日本共産党の志位委員長は、27日の記者会見で、ワクチン3回目(ブースター)接種の遅れと検査ひっ迫という「二つの遅れが非常に深刻だ」と述べ、

(1)いまある検査能力を高齢者施設、医療機関、保育園、学校などハイリスクな場所へ重点的に投入すること

(2)同時に検査能力そのものを思い切って拡大していくこと

―と強調し、全国民に検査キットがわたるぐらいの規模で大増産を行うことを求めました。