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6月30日、中央区議会第2回定例会の最終日、20件の議案の採決が行われました。

日本共産党区議団は、20件の内、 「中央区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」に反対しましたが、その他の議案は賛成しました。

なんでも反対ではありません。

 

6月26日の付託委員会で、奥村あきこ議員が述べた、反対理由は以下の通りです。 

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議案第46号 「中央区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」に対する反対意見を述べます。

 

国による令和2年1月17日付け「公立学校の教職員の業務量の適切な管理その他教育職員の服務を監督する教育委員会が教育職員の健康及び福祉の確保を図るために構ずべき措置に関する指針」の告示により、中央区でも指針に基づき幼稚園教育職員の業務の適切な管理等に関し必要な事項を定めるため、「中央区立幼稚園教職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」として提案されたものです。

 

国の指針に沿ったかたちで、勤務時間以外の在園等時間の上限の時間を条例施行規則で定めるとしていますが、「幼児にかかる臨時的な特別の事情」がある場合には、1カ月について100時間未満、1年について720時間以下、連続する2カ月から6カ月のそれぞれの期間の1カ月あたりの平均時間について80時間以下であれば認める内容となっています。

 

1か月当たりおおむね80時間とされる勤務時間外の労働「過労死ライン」を超えて働くことは、健康障害リスクを高める大きな問題であり、認めることはできません。

 

教職員の働き方を改善する取りくみは重要ですが、過大な教育時間数や様々な研修、行事準備などの時間外労働をなくすことや、問題解決に必須の教員職員定数の抜本増が必要です。

 

よって、日本共産党区議団は、過労死ラインを超えて働くことを広げることにつながる、議案第46号 「中央区立幼稚園教員職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」に反対します。

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