本会議での質疑  第2弾は◆新型コロナウイルス感染症対策についてです。

 

新型コロナウイルス感染症対策について

 

◆おぐり質問

 

まず、新型コロナウイルス感染症対策についてです。

2月25日、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部が、複数の地域で感染経路が明らかでない患者が出ていることをふまえ、一般の医療機関で受け入れるなど対策の基本方針を決めました。

 

ところが27日に、安倍首相が、基本方針になかった全国一律の学校臨時休校を、3月2日から実施するよう要請すると突然表明し、対応にあたる自治体、教育現場、保護者から不安や混乱、批判の声が上がっています。安倍首相は、全国一律の学校の臨時休校の理由について、根拠を示さず「私の責任で決めた」と述べるばかりで、そのことが逆に不安や混乱を招いています。

 

感染の拡大防止、重症化を抑えるためには、なによりも医療機関の受け入れ体制の確立がカギを握ります。これから「帰国者・接触者外来」を持つ医療機関以外でも、感染者または感染の疑いのある方を診察するためには、一般患者とは別ルートの診療スペースと医療スタッフを確保することが必要となります。また、入院医療では、感染患者を受け入れるベッドの確保とともに、マスク、ゴーグル、防護服など感染防御のための資機材が、介護施設等に対しても感染防御の資材の提供が必要になります。

 

そこで、中央区での対策について質問します。

区内の外来、入院など医療機関の受け入れ体制や、介護施設での対応はどうなっていますか。感染患者を受け入れるベッドはどれくらい確保されていますか。お示し下さい。  ・・・(1)

 

日本では、新型コロナウイルスの検査が遅れているといわれています。医師が診察して必要があると判断したら検査できるようにすることも急務です。現状と今後の対応についてお示し下さい。 ・・・(2)

 

今後、医療機関に、軽症患者が殺到して、重症患者の治療に支障が出ることは避けるべきですが、「自宅待機」過度に強調しすぎると、重症化を見逃す危険もあります。

不安を抱える人がきちんと相談できるように、保健所のコールセンターで行っている相談を、平日だけでなく、土日・祝日も対応できるように充実すべきだと考えます。ご答弁ください。

・・・(3)

 

◆山本区長の答弁

 

(1)現在は「帰国者・接触者外来」で対応していおり、区内の一般医療機関では受け入れていない。

特養ホームなどの入所施設に、家族等の面会の自粛や、職員/利用者の発熱時の対応について通知している。

 

(2)今後は民間の検査機関の活用や医療機関での実施が順次拡充されていくと考える。

 

(3)平日は保健所コールセンター、夜間・土日は合同センターで24時間対応している。