1月24日、中央区都市計画審議会が行われました。

諮問事項は、八重洲2丁目地区地域冷暖房施設についてです。

 

八重洲2丁目の再開発(城東小学校とその周辺)地域で、地下4階に地域冷暖房施設をつくり、平常時の省エネと災害時のBCP性能向上をはかるという計画について審議しました。

ガスコジェネレーションシステムによって、環境負荷の低減になる点は評価できますが、建て替え後のCO2発生量は建て替え前と比べて 

7,699t-CO2/年→17,314t-CO2/年 と2.25倍になるという説明があり、建物全体としてはたいへんな環境負荷を与える計画となっています。

 

2015年(H27)7月の都市計画審議会で審議された際、250mもの超高層ビルを中心として計画であり、CO2排出量の増大、バスターミナルによる排気ガスの増加などの問題点を指摘して反対したこと、 

コージェネによる環境負荷をはかる地域冷暖房施設には賛成するが、気候変動が大問題になっている中、CO2を増大させる計画は問題だということを指摘しました。

 

諮問事項について審議が終了した後、吉田副区長から「中央区の将来のまちづくりについて」報告がありました。

1これまでのまちづくり

2将来のまちづくり

 (1)築地のまちづくり

 (2)新しい都市基盤の整備

 (3)地下鉄新線の誘致

 (4)秩序ある混在

詳細は別の機会に譲りますが、築地のまちづくりについては、都の「築地まちづくり方針」は是とするが、道路計画が問題だとして、人工地盤の下に交通結節機能を果たスーパージャンクションを造るべきと力説。

土地利用を切り売り、切り貸しするのでなく、0段階として着工しようとしている船着場計画も、全体計画をたてて考えるよう、東京都に要請していくと述べました。

 

その時配布された(1)の資料を紹介します↓

 

 

 

私は、東京都の「築地まちづくり方針」に異議あり、大規模ホテルやMICE施設中心のまちづくりではなく、緑地・公園を中心とした、場外市場とも連携した「都民本位のまちづくり」を望みます。