所得の少ない家庭への就学援助という制度があり、入学準備に必要な資金を、中央区では標準服代も含んで支援していますが、昨年まで、入学準備に間に合わず、入学後の6月にならないと支給されませんでした。
党区議団は、準備に間に合うよう3月までに支給するよう繰り返し求めてきましたが、「6月にならないと収入の確定ができない」「システムを変更しないとできない」と、他の区では実施に踏みきっているのに、中央区ではなかなか前倒し支給になりませんでした。
しかし区議団は粘り強く質問、要望を続け、委員会などで繰り返し質問して、早期実施を求めてきました。
〇2016年9月 本会議
志村たかよし「お金を借りて入学準備をしている人もいる。入学前支給の 実施を」
教育長「さまざまな課題があり、直ちに実施することは困難」
〇17年2月 区民文教委員会
志村「実施している区が広がっている。中央区でも早期実施を」
学務課長「研究していきたい」
〇17年9月 本会議
加藤ひろし「文科省の通知も出ている。早期実施を」
教育長「所得確認のシステムを変更する必要がある」
〇17年10月 決算特別委員会
おぐり智恵子「いつまでに実施をめざすのか?」
学務課長「所得判定のあり方を整理した上で結論を出したい」
〇17年3月 特別委員会
奥村あきこ「最短の実施ならいつに?」
学務課長「18年度中に通知を発送し、19年度入学に間に合うスケジュールになる」
〇18年6月 本会議
志村「実施に向けた進捗状況は?」
教育長「9月に新システムに移行。今年度中の支給に向けて準備中」
という経過をたどり、昨年9月に補正予算が組まれ、金額も増額して、年内に支給され、文字通り「入学準備金」となりました。
大変喜ばれています。