東京都は23日、移転を強行した築地市場の「跡地」に、国際会議場や展示場、高級ホテルを備えた複合施設を整備するという「築地まちづくり方針」素案を公表しました。

 

小池知事が、2017年の都議選直前の6月に発表した豊洲市場移転の基本方針では、「豊洲を活かす」「築地を守る」として、築地市場用地に「食のテーマパーク機能を有する新たな市場」を整備して、豊洲に移転した業者が希望すれば築地に戻れるようにすると言っていました。

もともと都議選向けのアピールだと信用はしていませんでしたが、今回の素案は、この「築地を守る」という約束をほごにし、都心に残された貴重な都有地を「民間の知恵」を募集して再開発し、大企業の利益追求の場に提供するものになっています。

「カジノはつくらない」と発言しているようですが、それだって、全く信用できません。

 

 

今回の素案は、日本設計が2014年に都の委託を受けて作成した報告書で提案した、高級ホテルや国際会議場、展示施設などの案を取り入れています。

 

(写真)東京都築地市場

2013年11月27日(東京都提供)

 

日本設計が2014年に東京都に提出した

築地市場移転後の再開発調査検討報告書に掲載した

完成予想イメージ(A案)

 

詳しくは「しんぶん赤旗」→https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2019-01-24/2019012401_04_1.html