多くの方々が不安な気持ちをいだいたまま、豊洲市場が10月11日に開場されて、2か月。

 

日本共産党区議団は、場外市場や築地のまちなど地域を回り、市場移転後、どのような影響が出ているか、ご商売をされている方、住民の方などから聞き取り調査を行っています。

 

築地のまち

 

寄せられた声(抜粋)

〇売り上げが落ちた(寿司屋などの飲食店)

〇市場関係者の客がごっそり来なくなった。大体7割減(居酒屋)

〇豊洲への仕入れに行くが時間がかかる(飲食店店主)

〇市場での仕事帰りに寄って酒を買っていったお客がいなくなり、売り上げが激減した(食料品店)

〇市場関係者の事務所が移転し、空き室が増えた。まちに地上げ屋が出没している。(住民)

〇築地のホテルは市場見学目的のお客が来ないからか宿泊客が減っている

 

日本共産党区議団は、築地市場が移転したことにより影響を受けた区内の様々な業者や店舗のため、また今後の築地のまちの発展のために、区の積極的な対応を求めています。

 

 

築地正門前

 

築地市場内では、東京都が建物の解体工事を進めています。

建築家や研究者から「基本構造をのこしてリニューアルすれば、築地の歴史と文化を再生できる」「築地市場の骨格構造を残せば、世界遺産に登録させる可能性は十分ある」などと、その価値が高く評価されています。

建物を保存・再生・活用することは、築地のまちの価値を高め、中央区にとっても意義深いものになるはずです。

日本共産党区議団は、区長に、築地市場の解体工事中止を都に要請することを求めています。