16日、築地市場移転の中止を求める94回目の署名・宣伝と「築地でええじゃないか」パレードが行われました。

 

築地4丁目の交差点での街頭演説で、原のり子都議会議員は、小池都知事が「築地を守る」という約束も反故にして、移転を推進していることを批判、私も食の安全・安心を守り、仲卸の目利きの力で培われてきた「築地ブランド」を守っていくためにも、土壌汚染の豊洲新市場への移転は中止させようと訴えました。

 

左から加藤ひろし区議・原のり子都議・私(おぐり智恵子)

 

 

重大なのは、昨日15日、改定卸売市場法などが参院本会議で自民、公明、維新などの各党の賛成多数で可決され、卸売市場の役割が変質させられることです。

 

日本共産党の紙智子議員は昨日の反対討論で、改定法は、卸売市場の公的役割を後退させ「卸売市場の整備と取引規制という二つの柱を法律の目的から削除し、卸売市場法とを骨抜きにするものだ」として、公平・公正な価格形成をする卸売市場の機能が損なわれると批判しました。

現行法では、卸売業者が仲卸業者以外へ販売することを禁止しています(第三者販売禁止)。紙氏は、第三者販売が自由化されれば、卸売業者が大手量販店などと取引すると指摘。「仲卸業者の経営を誰が保障するのか。仲卸の“目利きの力”が発揮できなくなる」と追及しました。

 

 

卸売市場の公的な役割が後退し、大手量販店などの意のままに価格が決められることになると、生産者である農業・魚業の業者にはより高く、消費者にはより安い価格で食料品を供給してきた機能が失われて、食糧の安定供給と食文化を重大な危機におとしいれることになってしまいます。

 

「築地でええじゃないか」とコールしながら新宿のまちをパレード

 

「築地でええじゃないか」パレードでは、「今日から『卸売市場法を復活させろ』の運動を始めよう」と呼びかけが行われました。

 

【6月17日追記】

しんぶん赤旗に「築地でええじゃないか」パレードの記事が載りました

写真に私も写ってます↓

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-06-17/2018061715_01_1.html

(横断幕の後ろ右端です)

しんぶん赤旗6/17より