隅田川から見た築地市場(右手)と環状2号線の橋(左手)=9/16おぐり撮影

 

 

9月29日、中央区長と区議会議長連名で、小池百合子都知事あて「市場移転及び東京2020大会にかかる要望について」という要望書を提出しました。

 

小池都知事は、「希望の党」を結成し、総選挙を前に、民進党から合流を希望する議員・候補者を「選別」して女王様のようなふるまいですが、都政のことはどう考えているのでしょうか。

 

この1年の小池都知事のやり方は、「情報公開」「都政の見える化」という言葉とは裏腹に、豊洲市場への移転問題や築地の再開発に向けた基本方針を示す前も後も、直接関係のある中央区には何の相談も報告もありません。

今回「具体的な実行計画やその時期が見えず、区民や事業者が安心して将来を見越す状況には未だ至っていない。また、大会後の選手村跡地のまちづくりについても、未解決の課題が山積している」ことから、5項目にわたって要望をまとめ、地元区との協議などを求めることになりました。

 

ニュースを見ていると、都政のことをどこまで責任もって考えているのかわからない状態ですが、きちんと対応していただくことを切に願います。

 

この問題について、9月12日の私のブログで、「要望書は、築地市場の移転について『早急に移転時期を決定するとともに、着実に移転を実施すること』を第一に掲げており、到底同意できません」と書きましたが、区議会の関係委員会、まちづくり協議会、幹事長会などでの議論を経て、「早急に移転時期を決定するとともに、着実に移転を実施する」ことではなく、「早期に(都が考えている)スケジュールを示す」ことを求めることになりました。

行政・議会が一緒に出した要望書です。真剣な対応と、丁寧な説明を求めたいと思います。

 

要望書全文は中央区HP→

http://www.city.chuo.lg.jp/kusei/kohokotyo/press/puresuheisei29/20170929press.files/youbousho.pdf