3年後の今の時期は、2020年東京五輪・パラリンピック大会(五輪7月24日~8月9日、パラリンピック8月25日~9月6日)の真っ最中。

こんな猛暑の中で、選手も観客も大丈夫なんだろうかと誰もが心配になる暑さです。

大会に向けた準備が急ピッチで進められていますが、晴海の選手村工事は、まだ盛り土を行って基盤整備工事をしている段階で、巨大なクレーンが林立し、大量の土砂が運び込まれています。

 

 

晴海の選手村工事現場=客船ターミナルより7/29撮影

 

選手村(イメージ)の看板がターミナ屋上に表示してありました

 
新国立競技場の工事現場では、着工の遅れから工期に追われ、23歳の建設社員が過労自殺に追い込まれる状況です。
立候補の時からずさんだった大会計画は今も混乱が続いていますが、組織委員会の森喜朗会長が「要はIOCから費用を安く抑えるように言われていたので、安めに節約した数字を適当に提示しておいた」「招致が決まってしまえばこっちのものだ、あとからどんどん変えていこう、という魂胆だった」(『遺書』)と述べているとのこと。無責任にもほどがあります。
 
私はもともと、東日本大震災の復興もままならないときに、2020年東京五輪を開催することを歓迎する気持ちになれませんでしたが、今も残念ながらその気持ちが消えません。
準備状況や費用を透明化し、都民・国民の声を反映させて、国民みんなで喜べる大会にしてほしいと切に願います。